ちょっと頭をひねって考えることで特をした例
災難は成功を導く
自宅を選挙事務所として貸していたAさんは、運動員が灰皿をひっくり返したことが原因で火事になり、全財産をなくしてしまいました。
そこから、「どんな状態で吸い殻を入れても消えてしまい、かつひっくり返しても倒れず吸い殻が外に出ないこと」を可能にする灰皿を考えるようになりました。
ある日、「起き上がりこぼし」を買ってきたAさんは、これを利用すればいいと思いつき、課題の1つを解決しました。また、「起き上がりこぼし」の頭の裏側に、タバコの経よりやや大きめの穴を開け、火のついたタバコを放り込んでみると、1分立たずに日が完全に消えました。これで、2つ目の課題も解決です。こうして、起き上がりこぼし灰皿ができました。
お燗の勘所
夫婦愛が発想のきっかけを作った例です。
旦那さんは晩酌を毎日楽しみにしている人でした。この方は、お燗のしかたが悪いと機嫌が悪くなってしまうため、いつも満足するものがないかと奥さんは思っていました。
ある日、ガラス製のトックリにお酒を入れて湯につけると、温度が上がるに連れて中の量が増え、それが寒暖計の水銀が上昇するように見えました。
「メモリを付けておいたら、温度がわかるのではないだろうか」
この発送で、旦那さんからお燗のしかたがうまくなったと言われるようなったそうです。そして、「金銭入りカンドックリ」という評判のトックリができました。
日常のあらゆる場所で、ちょっと頭をひねれば工夫できることや、得することは転がっているはず。発想が出てくる人は、ぼーっと生きていない人ですね。発想が全然わかない人は、チコちゃんに怒られますね。
参考文献:「小さな発想をお金に変えるテクニック教えます」横井秀典著