列車内飲食 是非・食堂車なし議論・駅弁危機 賛成反対の意見

スポンサーリンク

列車内飲食 是非

 

この記事では、食堂車がなくなったことの是非、駅弁が減ってきた危機感、そもそも社内飲食は賛成か反対か、といった点についてまとめます。

列車内の迷惑や残念な行動についても追記します。

 

 

列車内飲食 是非 ・食堂車なし議論・駅弁危機 賛成反対の割合

 

 

列車内飲食 是非 「車内食堂なし」

 

車両に食堂車があって、列車内で調理もできて温かい食事ができたり、ビュッフェというカウンター式でコーヒーや軽食ができた頃がありました。

しかし、気がつくとそのサービスは消えてしまいました。それは、昭和という時代の終焉に合わせるように…。主な理由は、採算が取れないことと人員不足でした。また、乗車時間の短縮も原因の1つと言われています。

このような流れの中でも、列車内飲食を熱望する声もあるようです。上記の問題点をクリアして、その声を反映させたものに、各地で走っている「レストラン列車」があります。

西武鉄道「52席の至福」は、地域の特産品を使用したコース料理を提供していて、少し価格は高くなっても満足度が高ければ利用する人はいます。人気となっている現在は、双方の思いがマッチした例と言えるでしょう。

 

 

列車内飲食 是非 「駅弁問題」

 

今、「駅弁」といえば、大きな駅の構内に「駅弁販売」のコーナーを設けて、そこで各地の駅弁を売る形が多くなっています。それだけ本来の駅弁の形は姿を消していっています。

若い世代は、列車の窓を開けて回ってきた駅弁売りから駅弁を買って食べるなど知らないのではないでしょうか。

実際に、車内販売や駅弁事業者の数は減っています。理由は、現地では売れなくなっているからで、これも食堂車の理由と重なってきます。

座席で食べると「匂い」が気になるので、駅弁はもともと匂いを抑えるように工夫されていますが、その前提で作られていない駅弁もあり、「匂い」という面から売りにくいという側面も出てきているようです。

駅弁コーナーで駅弁を買って食べるという形もあるのでしょうが、やはり「駅弁は駅そのもので買って食べる」という形が望ましいことは議論の余地はないでしょう。

何とか本来の駅弁の形は存続していってほしいものと願います。

食堂車、駅弁ともに、長時間列車に揺られて「袖触れ合うも多生の縁」の旅が、スクリーンの中の過去の風景になっていってしまうことに、寂寥感にさらされる「できごと」です。

 

スポンサーリンク

 

列車内飲食 是非 そもそも論

 

列車内の飲食は、マナーが悪ければ嫌われるのは当然です。周りの迷惑を考えない飲食は論外なので、その点は除いて考察します。

前出の匂いの問題は、議論の的となります。食べ物の「いい匂い」がしてくることは、食欲を掻き立てていいという人もいれば、逆にやめてという人もいます。

しかし、それを言うなら、香水などの匂いもほぼ同じことが言えます。この匂いは、食べ物だけの問題にとどまりません。

では、乗車側ではなくて、JR側ではどう捉えているのか。こんな回答があります。

「電車内の飲食を禁止する規約、ルールは現状設けておりません。」

結局、どこまでが良くてどこからが悪いのかという線引き問題になりそうです。
(マナー違反は論外なので記しません。)

ガム、あめ、チョコなどならセーフ、おにぎり、サンドイッチ、パン、弁当はアウト。これなら結構わかりやすいかも知れません。

これは、聞こえてくる声をある程度集約した結果となっていて、是非の境界はこのあたりになっています。

「時間がないから許して」という場合はどうでしょうか。これは、時間を作ればいいわけですから言い訳にしかならないという意見が大勢を占めているようです。

また、満員電車ではの問いには、ほぼ全員が「それはダメでしょう」。

こうしてみてくると、現代の日本人の標準的なあり方が、この議論の中から見えてきます。

 

 

列車内飲食 是非 飲食以外の是非について

 

度々議論となる主なものは以下のとおりです。

1,食べ物の匂い(前出)
2,香水の匂い
3,体臭・汗の匂い
4,携帯電話やスマホの音
5,ゲームや音楽の音
6,パソコンの操作音など
7,会話の音量
8,居眠り(特にいびき)

 

どうでしょうか。結局は「匂い」「音」の問題のようですね。

個人的には、香水の匂いは勘弁してほしいと感じています。「何でこんなに強い匂いにするの?」という方、たまにいます。そういうときは、自身がそっと席を立って匂いが及ばないところまで避ります。(笑)

体臭・汗もすごい人いますが、どうしようもない場合は、自分が移動するしかないですね。満員電車は「ガマン」しかないかも。

会話がうるさいレベルの人もたまにいまる。酔っているならまだわかりますが、シラフでうるさい人は、どういう神経なのかと思うことも。

スペインの列車内で、同じ車両の両端にいる人どおしがでっかい声で会話している場面に遭遇したことがありますが、このときは国民性なんだとしか思いませんでした。

でも、日本国内ですから…きっとスペイン基質の方なのでしょう。(笑)

以上、列車内の飲食の是非を始め、規則がない公共の場所は、それぞれのマナーによるしかないのですね。

「常識をわきまえて…」ありきたりですが、この記事ではここに収束、着地しました。