水谷隼 前人未到の優勝 え?全日本引退?? 張本や大島と世界ランク&ラケットやzlcまで

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卓球の全日本選手権が大阪市の丸善インテックアリーナ大阪で行われていますが、20日最終日の今日、男子シングルス決勝で水谷隼選手が大島祐哉選手を4―2で破って、2年ぶりの優勝を果たしました。

    出典:ヤフーニュースより

この記事では、その内容と世間の声、また他の選手を含めた世界ランクやラケット、ZLCのことまでをまとめます。

水谷隼 前人未到の優勝

水谷隼選手は、優勝記録を最多の10回に伸ばしました。昨日、男子ダブルスで張本智和選手とともに優勝を果たした木造勇人選手に競り勝ち、決勝進出していましたが、決勝ではその張本智和選手に勝って進出してきた大島祐哉選手を破っての優勝となりました。

水谷隼選手が前人未到の領域へ

 

水谷隼選手と大島祐哉選手はダブルスのパートナーでもあるため、お互いを知り尽くしており、激しい攻防が続きました。第2ゲーム以降、水谷隼選手は大島祐哉選手の得意のフォアハンドを封じるコース取りで優位を築き、4-2で決着をつけました。

日本の男子卓球界をずっと背負い続けてきた第一人者の水谷隼選手ですが、このところ張本智和選手の出現によって、急速に若い世代へ躍進が進んで来ていただけに、ここでまだまだ水谷隼は終わっていないという結果を残しました。29歳となった現在でも、進化するために努力を惜しまない姿勢が、この結果となって現れたと言えるでしょう。

 

水谷隼選手が前人未到の最多優勝 世間の声は?

 

続々と届くコメントは、優勝の祝福と長年第一線で活躍している凄さが中心で、ほぼ全て好意的コメントで占められています。その一部を紹介しましょう。

 

頭も良く人格も優れた水谷さん、V10おめでとうございます!!

サイド、エンドラインぎりぎりを攻め、大島選手に攻撃させなかった戦術も見事でした。

今日はかなり台に近いところでプレーしていてプレースタイルを変えたが、それでも優勝するのはさすが。

才能ある若い選手が台頭して来ていますが、まだまだ彼らの壁となり指針となり、卓球界を盛り上げて行ってください。

ところどころで、さすが水谷さん!と思わせるプレーがあり、まだまだイケると思いました。

10年以上前からこの水谷選手が毎回決勝にいた記憶しかない。まだ男子卓球がここまで注目される前から常に上に立ってる。

本当にすごい人だなぁって思う。芸能人や少年とのサービスマッチでの紳士的対応もしかり。卓球人気を押し上げた人だよ。

13年連続で決勝に出て殆どが優勝って凄すぎる。このまま調子を上げて東京オリンピックをピークに持って行ってほしい。

時代の流れを引戻しましたね。並大抵の事ではありません。何とか東京五輪勝ち取ってください。

毎年のように戦型が違う水谷。ほんとに型にとらわれないオールラウンダー。これができるから結果出し続けられるんだね。

#ヤフーコメントより

 

今後、また新しいスタイルを築いて、まだまだ第一線で活躍できるはずです。福原愛さんとともに、卓球界がこれだけ盛り上がってきたのは、間違いなく水谷隼選手のおかげでもあります。そんな水谷隼選手をこれからも応援していきましょう。

 

水谷隼 前人未到の優勝で世界ランキングは?他の選手は?

 

2019年1月3日時点での男子世界ランキングは以下の通りになっています。

1位 樊振東 中国
2位 許昕 中国
3位 張本智和 日本
4位 林高遠 中国
5位 ティモ・ボル ドイツ
6位 ヒューゴ・カルデラノ ブラジル
7位 李尚洙(イ・サンス) 韓国
8位 黄鎮廷 香港
9位 丹羽孝希 日本
10位 水谷隼 日本 

26位 吉村真晴 日本
33位 大島祐哉 日本
48位 森薗政崇 日本

2018年にランキングの方式が変更になっていて、昨年の結果が更新されて今年の結果に上書きされます。よって昨年に同大会に出ていたら、それを上回らないとポイントは減ります。水谷隼選手の場合、昨年の全日本卓球選手権では準優勝だったので、今年の優勝によるポイント加算は、優勝と準優勝の差の分ということになります。

この方式は、テニスと同じだと認識していますが、もし間違っていたら申し訳ございません。何れにせよ、大会には数多く出た方がランキングポイントに反映されますし、上位キープのためには良い成績を取り続ける必要があります。

現女子世界1位に返り咲いている丁寧選手も、大会数が少なくて実力よりかなりしたの順位にいたこともありました。

その女子のランキングは以下の通りです。

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1位 丁寧 中国
2位 朱雨玲 中国
3位 石川佳純 日本
4位 陳夢 中国
5位 劉詩文 中国
6位 王曼昱 中国
7位 伊藤美誠 日本
8位 鄭怡静(チェン・イーチン)  台湾
9位 平野美宇  日本
10位 馮天薇(フォン・ティエンウェイ)  シンガポール

12位 佐藤瞳 日本
15位 芝田沙季 日本
23位 加藤美優 日本
26位 橋本帆乃香 日本
36位 長﨑美柚(長崎) 日本
38位 安藤みなみ 日本
43位 早田ひな 日本

なかなか中国の厚い壁は崩せない状況がずっと続いていましたが、最近はその壁を壊しつつあります。日本の選手層は、男女ともかなり厚くなってきていて、全体の底上げもできてきているので、早ければ今年中に世界1位となる日本人選手が現れるかのしれません。

その一番手は、男子は張本智和選手。女子は伊藤美誠選手でしょう。男子はそこに水谷隼選手がまた割って入ってくるような活躍を見せてほしいと思います。2019年も大いに期待が持てます。

 

水谷隼 前人未到…どんなラケットを使ってるの?

 

水谷隼選手が使用しているモデルはバタフライのZLCというラケット。軽さや弾み、しなやかさを持つと言われるZLカーボンを搭載しているそうです。水谷準選手のように、前から後ろまで幅広くプレーするプレーヤーで、かつ多彩なプレーを目指すプレーヤーにはお勧めと言われているラケットです。

相手がこのラケットを使っていたら、「おお、出来る奴だな」って思われるそうです。回転よりもスピードを出したいラケットのようです。中級者以下には使いこなすのが難しいようです。

 

最後に、水谷隼選手は全日本卓球選手権の出場が最後になるようです。V10達成後に、「V10達成が出来たら、もう全日本は最後にしようかと思っている」と発言しています。つまり、この大会からの引退ということです。

卓球を引退するわけではありませんが、長年出場してきた大会で、水谷隼選手がいることが当たり前の大会なだけにとても寂しいです。これからは、張本智和を始めとする若手に大いに盛り上げていってもらいたいと思います。

 

以上、水谷隼選手の情報をお届けしました。

★追記 伊藤美誠 女子史上初【2年連続3冠】

女子シングルスも結果が出ました。伊藤美誠選手が連続優勝です。このところ、強さが一段と増していて、男子の張本智和選手と並んで、今中国選手を最も脅かしている選手です。本当にこれから益々楽しみです。