パウンド・フォー・パウンド 議論白熱【動画】井上尚弥KOでPFP最強

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パウンド・フォー・パウンド 議論白熱

井上尚弥選手が、PFP最強という議論が持ち上がってきています。それはもちろん、最大の相手であるロドリゲス選手にKO勝ちしたことにあります。

パウンド・フォー・パウンド 議論白熱 井上尚弥のKOでPFP最強

 

 

パウンド・フォー・パウンド(Pound for pound)

異なる階級の選手を比較、対比する方法を指し示すものとして、1950年代初期に『リング』誌の初代編集長ナット・フライシャーによって造られた用語。

階級や王座認定団体、王座そのものが増えると、単に選手の優れた才能や能力を説明するために用いられるようになる。

ボクシングや総合格闘技、キックボクシングなどの格闘技の世界で、仮に体重差がなかった場合に最強と目されるチャンピオンに与えられる称号、もしくはそのような選手を考える思考法を指し、PFPまたはP4Pと略される。

#Wikipediaより抜粋

 

 

ロドリゲスを2ラウンドで破壊

 

 

各国のメディアは続々と報道をしました。それは、井上尚弥選手の259秒のKO勝ちをおさめた内容についてです。

スコットランド・グラスゴーで行われた「ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ」(WBSS)準決勝で、WBA世界バンタム級王者の井上尚弥選手は、IBF同級王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)と対戦し、2回1分19秒TKO勝ちしました。

これで、新たにIBF王座を獲得したため、2団体の王者となりました。決勝では、5階級制覇王者のノニト・ドネア(フィリピン)と対戦します。

井上尚弥選手のこの強さの形容として、各国メディアは「獰猛なボディショット」「非情な猛攻」などと絶賛しています。

 

試合の経過は以下のとおりです。

 

初上陸の欧州でモンスター伝説を刻み込んだ。2ラウンド開始30秒に井上は一気ギアを上げた。左のショートフックでロドリゲスからダウンを奪うと、次は右のボディで2度目のダウン。鼻から鮮血を走らせたロドリゲスは茫然自失の表情で首を横に何度も振った。そして、3度目のダウンで259秒TKO勝ちで圧勝。グラスゴーから放たれた衝撃は瞬く間に世界へ広がった。

開催国・英国の地元紙「イブニング・スタンダード」は「ナオヤ・イノウエがエマヌエル・ロドリゲスを2ラウンドで破壊」と速報。「モンスターはボクシング界で最もエキサイティングなファイターの1人という評価をあっという間に築いたが、彼のハイライト集に新たなKO劇が加わった。WBSS準決勝の破壊的なパフォーマンスとともに」と報じている。

2度目のダウンを奪った右のボディについて「愚かだったのかもしれない。立ち上がったロドリゲスだが、どう猛なボディショットで次の瞬間にマットに倒されるだけだった」と独特の表現で称賛。259秒決着については「焼け付くような突風」と評した。

米スポーツ専門局「ESPN」は「イノウエがロドリゲスとの準決勝を支配」と速報。最強パンチャーについて「横浜出身のベビーフェイスの暗殺者」と報じ、ドネアとの決勝については「高速のノックアウトに加え、パンチ力、タイミング、そして、スピードというスリリングなパフォーマンスで決勝も大本命になるだろう」と予想している。

出典:https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190519-00010000-theanswer-fight

 

 

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各国のメディアの評価です。

オーストラリアメディア「News.com.au」

「ボクシングのモンスター、ナオヤ・イノウエは本物だ」

「獰猛な左を顔面に打ち付け、相手を倒した直後のリスタートのボディショットで仕留めた」

「これが4試合連続の3回以内KO勝利となった。彼が2019年のボクシング界最強のパウンド・フォー・パウンドであるかどうかの議論が白熱している」

事実上の決勝と考えられていた一戦だけに、ボクシング熱の高い英国で見せた最大のライバルであるロドリゲス相手にKO勝ちしたことは、国際的に相当に評価を上げることになりました。

井上尚弥選手は、PFP最強だとの呼び声まであがってきています。

 

ドイツスポーツ専門テレビ局「シュポルト1」

「イノウエがWBSS決勝に嵐のように突き進む」

「1ラウンド、観衆は拮抗したファイトを楽しんだ。2ラウンドで事態は加速した。ロドリゲスはさらに前に出たが、イノウエから残酷な左フックを浴び、初のダウンを味わった」

「強烈な右フックを受けると、試合はその時点で実質終わっていた。レフリーはほどなく試合をストップした」

 

スペイン地元紙「AS」

「イノウエにブレーキなし。マニー・ロドリゲスを2回KO」

 

米ボクシング専門メディア「ボクシングシーン.com

「ナオヤ・イノウエが2ラウンドでエマヌエル・ロドリゲスを破壊」

 

イブニングスタンダード紙(地元英国)

「井上がロドリゲスを2ラウンドで破壊し、IBFの新王者になる」

「『ザ・モンスター』がWBSSの準決勝で破壊的なパフォーマンスを見せて彼のハイライト集にまた新たなKO勝ちシーンを加えた。ボクシング界で最も興奮するファイターの1人になるべく名声を築き上げている」

「両者のオープニングラウンドは拮抗していたが、井上は2ラウンドで流れをつかみ、わずか30秒で、苦痛とともに王者(のロドリゲスを)をキャンバスに沈めた。もしかしたら、それは賢い選択ではなかったかもしれないが、ロドリゲスは立ち上がった。だが、戦いを終える危険なボディーショットを浴びて打ち倒された」

 

BBC

「井上は“怖い”“止められない”」

デイブ・コールドウエル(英国のトレーナー)「スポーツのトップレベルの戦いで、こんな力を示すファイターを見るのは“特別だ”」

チャーリー・エドワーズ(WBC世界フライ級王者)「井上は、ここ3試合の戦いで元世界王者を殴打し、彼らは合計で8分間も耐え切れなかった」

 

米国のボクシング専門サイト「ボクシング・シーン」

「井上が2ラウンドでロドリゲスを破壊」

「井上が、素早く凶暴なスタイルで準決勝に勝ち進んだのと同じような試合でWBSSのバンタム級の決勝へと駒を進めた」

「ロドリゲスは、無敗のパウンド・フォー・パウンド候補者(の井上)のバンタム級での3戦目にして初めて2ラウンドに入ったボクサーとなり、井上を未知の領域へと進め入れた。表面上は1ラウンドで、井上の左フックや多くの致命的なパワーパンチを避けていた。しかし、その戦略は長くは続かず、2ラウンドでは、パンチを交わし合おうと試みることもできなかった」

「井上は、現在のボクシング界で最高の選手と見られるかもしれない。彼はボクシング界のパウンド・フォー・パウンドの論争を呼び起こすことになる」

「少なくとも、次に、この階級での前の3戦よりも難しい統一戦が待ち受けるが、彼はこのWBSSの圧倒的な優勝候補であり続けている」

 

欧州をカバーするスカイスポーツ

「井上がドネアとの対決へ向けてロドリゲスをストップ」

「26歳(の井上)はこれまで無敗だったプエルトリコ選手(のロドリゲス)に対し1ラウンド目で綺麗なパンチを多く繰り出し、とてもシャープな動きに見えた」

「井上は、相手を倒すのに時間を無駄にしなかった。2ラウンドの最初の30秒に左フックでこの試合最初のダウンを奪った。ダウンしたロドリゲスは脅えていて、戦い続けようとしたが、鼻からは血が流れ出した。立ち上がった数秒後には、ボディーショットで粉砕され2度目のダウンを喫した。プエルトリコ人(のロドリゲス)は、立ち上がったが、頭を振ってコーナーを見つめた。だが、パンチの嵐の前にロドリゲスは、この試合3度目のダウンを喫し、ジャッジのマイケル・アレクサンダー氏が試合を止めた」

 

 

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パウンド・フォー・パウンド 議論白熱 井上尚弥のKO ファンの声

 

ツイッターでの日本人のツイート

やっぱ井上尚弥はカッコええなぁ。

相手の良さが出る前に、倒してしまいましたね。1Rは、相手を観ながらパンチはブロック。また、ロドリゲスはリスクを恐れて、2Rは前に出れませんでした。そこを空かさず攻撃。ガードが空いた隙を見逃さず、左のショートで
最初のダウンを奪う。強い!

流石に、決勝のドネアには苦戦すると思います。ただ、ドネアに勝てば、一気に新旧交代。新しい時代の始まりとなり、井上の長期政権が続くのではと感じます。自分の希望としては、あのルイス・ネリも沈めて欲しいです。

 

ヤフーコメント

10年前のドネアなら少しは楽しみだったけど今だと無残なドネアの姿を、ただただ時の流れを感じながら見る事になるだろな。本当にレベルが違い過ぎます。

PFPはランク間違いなく上がって来るでしょうね。まさに階級超越した破壊力の試合が続いてますし。これだけ世界を席巻している井上尚弥に興奮しますね。

井上の前ではパヤノもロドリゲスも並の選手に見えてしまうからすごい。二人ともめちゃめちゃ強い選手です。規格外に井上尚弥選手が強いのです。

ダウンの様子を見るとロドリゲスは恐怖を感じてしまい戦意喪失したのでしょうね。
恐ろしいパンチ力です。伝説に名を残すボクサーですね。

井上尚弥 既に怪物なのだろうが 「(恐らく)怪物」から 「本物の怪物」になろうとしてますね。着実に 一歩づつ 。謙虚で 偉そうにもせず ただ拳闘道を追い求めてる 日本人。って感じがします。世界一 強い男になりたいんだろうなぁ と強く見受けられます。

今日の試合を見て、対戦相手が逃げる理由がよく分かりました。デビュー時から強すぎる避けられてたみたいですしね。まるで全盛期のゴロフキンを彷彿とさせます。強すぎ!

 

動画はこちら!

 

 

パウンド・フォー・パウンド 議論白熱 元日本人王者のコメント

 

 

長谷川穂積さん(元WBC世界バンタム、スーパーバンタム、フェザー級王座)

「強い、以上。それしか言葉が出ないですね」

「ここ数年で一番緊迫しましたね。解説しながらドキドキした。思ったよりロドリゲスが強くて、試合が長引くかなと思ったら、あれだったので…」

「あの打ち方は井上君の得意パンチ。その後に上ではなく、ボディーで倒すのはすごい」と語り、「井上君の攻略の仕方が分からないですね」

 

山中慎介さん(WBC世界バンタム級王座)

「最初のダウンは相打ちかと思いましたが、相手のパンチは当たっていませんでしたね。瞬間の判断の速さ、パンチの威力、パワーが違った」

「ロドリゲスは2度目のダウンで心が折れましたね」

「これだけ注目されていて、3試合で結果を出している。すごい。あきれますね。この強さ。汗もかいていない」

 

井上尚弥選手の今後の活躍が益々楽しみです。

 

最後に、キャリア初黒星という屈辱にも関わらず、ロドリゲス選手はこんなコメントを残していますので紹介しておきます。

「我が同胞へ、勝利をもたらすことはできなかった。言い訳の余地はない。これまでにないトレーニングを積んできたのだから。準備は最高だった。我が陣営は自分たちの仕事をしてくれた。自分の仕事をするまでだった。素晴らしい雰囲気に感謝したい。敗北は誰にとっても痛いものだ。しかし、我々は止まらない。これが終わりでないのだから」

本物の強さ、この日本人にあり!