業務スーパー 成長力はPB商品!冷凍タピオカや馳走菜~神戸物産

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業務スーパー 成長力はPB商品!冷凍タピオカや馳走菜~神戸物産

 

 

タピオカブームで「タピる」なんて言葉も流行っていますが、馳走菜などとともに業務スーパーの成長力が注目されています。

 

この記事では、独自のプライベート・ブランド商品などを武器としたその成長戦略に迫ります。

 

 

業務スーパー 成長力はプライベート・ブランド商品

 

 

私は、普段から業務スーパーをよく利用していますので、そこに並んでいる商品群は、日常の世界の一部になっています。(笑)

 

近くに業務スーパーができたのは、今から7年くらい前になりますが、それまでは別の格安スーパーを利用していました。しかし、徐々に業務スーパーの利用率が高くなっていきました。

 

それは、安いっていうことがもちろんありますが、やはり他にない魅力的な商品が並んでいることも大きいんですね。

 

徳用ウインナー、冷凍うどん、鮭フレーク、水ようかんなどプライベート・ブランド商品が並んでいます。

 

その他にも、ブラジル産の鶏もも肉、ベルギー産のフライドポテト、ドライフルーツ類など、実に、40カ国から食品を直輸入していると言われています。

 

台湾、韓国、タイといったアジア圏の国の商品もあって、「どんな味だろう、食べてみたい」ってなるんですね。日本にはない味が楽しめるのがまたいいんです。

 

業務スーパーの商品は、今やいろいろと話題が多くなっていますが、そんな中でも「冷凍タピオカ」は、若い世代の人たちを引き寄せています。近くの業務スーパーでも、2年前くらいから若い世代が増えてきた印象があります。

 

輸入プライベート・ブランド品としての冷凍インスタントタピオカ。

 

これは、自宅で手軽にタピオカミルクティーが楽しめるものですが、若い世代を中心にSNS上で拡散したのが大きいと言われています。SNS拡散は、今や下手な広告よりすごい展開力を持っていますからね。

 

これが、在庫切れを起こすほど売れることになりました。しかし、これ目当てに訪れた若い世代の女性などは、他の商品を楽しがって売上向上につながっているのだそうです。

 

普通のスーパーに並んでいるものとは違う商品が、すぐに目に飛び込んでくるので「これ何?」ってなるんですね。

 

業務スーパーを展開する神戸物産の社長さんは、販売がギリギリでぱっとしない冷凍ものの商品が売れだしたと言っています。スイーツやフルーツなどの商品ですね。私は商品の名前はわからないんですが、「ああ、あれね」っていうのはわかります。(笑)

 

ちなみに、インスタントタピオカは2015年ごろかの販売だそうで、在庫切れを起こさないような工夫もされているそうです。

 

また、店舗の空きスペースに厨房機器を置いて、総菜・弁当を陳列棚に並べて手頃な価格帯で提供する中食事業も展開し始めています。

 

近くの業務スーパーは、今のところやってないですねえ。これ、絶対やってほしいなって思います。今までにない弁当が食べられそうで、なんかワクワクしてきませんか。

 

これ、「馳走菜(ちそうな)」と呼ぶそうで、約2年前から始まっているそうです。でも、まだ試験的なのでしょう。全部で現在10店舗に留まっているようです。「早くしてほしい!(笑)」

 

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業務スーパー 成長力 売上は?

 

 

業務スーパーというくらいですから、もともとは業者との取り引きをしていたわけです。いわゆる業務用BtoB業態ですね。

 

それを個人用BtoCに拡大したわけです。独自の商品開発のため、プライベート・ブランドの商品を安く提供する方式なのが、業務スーパーです。

 

大きな単位でしか購入できるところは存在していましたが、個人レベルで少量でも買える点はとても便利だと、当時から思っていました。

 

その運営はFC方式で、基本的に加盟店に任せて収益を得る事業モデルだそうです。

 

地道な店舗展開をされてきたと思うのですが、爆発するきっかけはやはりテレビのバラエティ番組だったようです。そこでの紹介は、大きなインパクトとなって売上拡大につながっていったようです。

 

今までは、このあたりにしかないのかなと思っていたのが、「業務スーパー」の名をよく聞くようになりましたからね。これからは間違いなく全国区になっていくのではないでしょうか。

 

さて、神戸物産の売上です。

 

前期に売上高2996億円、前々期比12.1%の2桁増。これは過去最大の増収幅だそうです。プライベート・ブランド商品の力もあって以前より粗利が増え、営業利益は192億円だったそうです。これは、前記比で22.4%増でした。

 

減損が約12億円だったにもかかわらず、純利益は120億円だったそうで、16.3%増と絶好調。過去最高を更新し続けています。

全国には、現在845店(2019年10月末時点)も展開しているそうで、これ知ってからは「もうすでに全国区だったのね」って思いました。

 

FC携帯の店舗は、セブンイレブンを始め全国にはたくさんありますが、店舗に3割以上の比率でプライベート・ブランド商品が並んでいるという業務スーパーのFCって、私が単純に考えただけでも、「FCやるならここ」って。思います。(笑)

 

だって、オリジナル商品でしかも魅力あるものが取り揃えてあったら、差別化されてますから、絶対に固定ファンはついて安定的に売上拡大できそうですから。

 

ちなみに、神戸物産って本社が兵庫県加古郡稲美町ということろの存在しています。イメージ的に関西に店舗が集中していそうなのですが、関東と関西でほぼ半々の出店になっています。

 

社長の言葉では、これからもまだまだ拡大していくようです。20工場の増設という設備投資をするそうですから、新しいプライベート・ブランド商品が誕生する期待が益々高まります。

 

今後の業務スーパーのさらなる成長力に注目です。

 

 

最後に…

 

スーパーって、どこにいってもある程度同じイメージがあって、商品が整然と並んでいるところは、そこそこの値段のスーパーで、ちょっと雑然とおいてあるところは安いっていうイメージがあります。

 

これって、共感してくれますよね?

 

そんな中、商品全体の3割も魅力ある独自商品があるスーパーって、絶対的優位だと思います。それまでの、社長さんはじめ関係者の方々の努力によってここまで確立されたことは本当に素晴らしいことだと感じました。

 

私としても、いまは業務スーパーってなくてはならない存在になっていますので、新たな楽しみを興味深く見ていきたいなと思います。

 

とりあえずは、「馳走菜」ですね(笑)

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。