抗原検査キット 気になるあれこれ
抗原検査キットの承認申請する会社が現れて、診療所や保健所などでの活用が現実的に!
そこで、開発メーカー、キットの精度、実用化時期、検査量、検査場所、今後自宅でも可能かなど、気になる点を確認しました。
テレビ朝日のモーニングショーでも取り上げられて、これから期待される検査方法になります。
※専門性の高い内容は掲載していません。問題ない範囲でお伝えすることに留めますので、予めご了承ください。
抗原検査キットのメーカーや精度!実用はいつから?自宅でも可能になる?
抗原検査キット 開発会社(メーカー)や使用方法
「富士レビオ」さんが、4月27日に抗原検査キットの承認を厚労省と医薬品医療機器総合機構に申請されました。
このメーカーは、本社が東京都新宿区にある製薬会社で、自治体からPCR検査を請け負っているみらかホールディングスさんの傘下企業です。
もう1つ、モーニングショーで紹介されていた会社が「クロノス」さんです。
このメーカーは、東京都渋谷区恵比寿にあって、検査キットの準備を進めてきていました。こちらをご覧いただくと抗原検査の様子と使用方法がわかります。
その他、横浜市立大学でも研究が進んでいます。
抗原検査キット 精度は?検査量や検査場所は?
10~15分で検査が出来る点はとても素晴らしいですが、ではその精度はどうなのかということが気になります。
結論は、現在はどのくらいの精度があるのか不明のようです。これから明らかになる点ですので、注視していくことが必要です。
精度が低いと、結局2重に検査をすることになってしまいますので、最初の抗原検査の段階で、陽性か陰性かは正確に結果がでなければなりません。
実用化を急ぐことが望まれますが、その判断だけはしっかり行ってほしいですし、どのくらいの精度なのかはきちんと明示してほしいと思います。
前出のクロノスさんの検査精度を参考に掲載します。
感度98%、特異度98%、偽陽性率2%、偽陰性率2% と非常に高精度 な性能。院内で実施した臨床試験では1000人の臨床試験において、感度100%、特異度100%の結果。
出典:https://www.value-press.com/pressrelease/240047 より
非常に安心できる数値が出ています。PCR検査よりは精度が劣るとは言われていますが、このあたりは明確なことはわかりません。
検査の量については、どこまで量産して提供できるかですが、ここもまだはっきりわかりません。しかし、初期段階では大量には難しいと思いますので、必要な場所に必要な量が納品されることになるでしょう。
検査場所は、街の小さな診療所や保健所などになると思われます。検査自体は簡単なものなので、取り扱える免許のある方がいるところであれば広く検査ができます。
抗原検査キット 実用化の時期
薬事承認は、通常1年ほどかかるとされていますが、今回はこれらの申請に対して、5月中には承認される方向で進められています。
一刻も早く使用が開始されてほしいですが、早くて5月下旬くらいから使用が開始されそうです。
抗原検査キット いつ頃から自宅でも可能か
現在、中国の会社などで「抗原検査キット」の個別販売をしていところがありますが、ここでは日本の会社に絞っていますので、個人で購入して自宅で使用するのはまだ少し先の話です。
実用になってから精度の確認や量産体制の問題など、いくつかの問題点をクリアする必要がありますので、ここは致し方ないでしょう。
ちなみに、中国が拠点のある会社では、検査キットの発注から到着までに10~15日位かかるようです。そうすれば、入手は可能です。
許認可の関係もあるので、正確なところはわかりませんが、2週間はかかると思っていれば良いと思います。
ただ、これらの会社に関しては、ここでは紹介しませんので、個人的に検索をしてアプローチしていただきますよう、お願いします。
最後に…
薬事法の関係がありますので、確実でないことや専門性の高いことについてはお伝えできませんでした。
しかし、「抗原検査キット」が使えるようになるのは朗報だと思いますので、少しでも早く知っていただきたいと考え、お伝えしました。
陽性、陰性の判断の入り口としては、時間がかからずに早期に判定されますので、正しく広まって欲しいと願っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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