65歳以上の人口が過去最多!敬老の日に発表の意図は?75歳以上100歳以上もこんなに!

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【敬老の日】65歳以上の人口が過去最多に!

 

総務省が、敬老の日に合わせる形で日本の65歳以上の人口を発表。人生100年時代を実感する数値が出ています。過去最多の更新も驚くことですが、前年比の増加の割合の方がもっと驚きです。

 

65歳を迎えた方の数と亡くなられた方の数が同じなら、前年と同数ということになるわけですが、亡くなった方の方が圧倒的に少ないということです。

 

こんな統計の数値を確認とともに、思いを綴ってみたいと思います。

 

 

65歳以上の人口が過去最多!敬老の日に発表の意図は?75歳以上100歳以上もこんなに!

 

 

65歳以上の人口が過去最多!

 

 

65歳以上の人口は、日本の総人口の28.4%となりました。人口にすると3588万人で、改めて驚くべき数字です。

 

こんな超高齢化社会になって、いったい日本は今後どう進んでいくのか、日本人全体が真剣に考えなければならないときが来ています。それも、この数字を見てしまうともう待ったなしに来ていると思います。

 

前年比で増加数を見ると、何と32万人も増加しています。それだけお亡くなりになる方が少なかったわけですが、健康寿命は別として考えても、凄い長寿の時代になったんだなあと痛切に思う数字となっています。

 

さらに男性と女性で見ると、男性が約15万人増加、女性が約17万人増加となっていて、女性は2028万人ですよ。これって、日本人の6人に1人は65歳以上の女性ってことです。

 

「犬も歩けば老人女性に当たる」

 

すみません、たとえが悪くて失礼な表現になったかもしれませんが、どうりで町のあちこちで老人女性を見かけるわけです(笑)。今は80歳以下でバリバリ元気で仕事も現役でやっている方っていっぱいいますからね。

 

このままの割合で少子高齢化が進むと、6年後の2025年には30%を越える予測がなされています。そして、2040年には35%を越える

 

もうそうなったら3人に1人は65歳以上ってことになりますから、年金問題はじめ、現在の社会のシステムの大幅転換が本当に迫ってきています。

 

 

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65歳以上の人口が過去最多!75歳以上100歳以上の高齢者はどうなっている?

 

 

では、75歳以上の人口はどうなっているかというと…これがまたビックリで!

 

75歳以上は、前年から53万人増えて、1848万人だそうです。「ぎょえ!」

 

これって、7人に1人くらいの数字ですよ。

 

今は、65歳って老人とは呼べなくなっていますが、さすがに75歳は老人の枠に入りますからね。2000万人弱もいるっていうことは、みなさん立派に生きていられるんですね。

 

では、100歳以上って何人くらいいると思われますか。ちょっと考えてみてほしいんですが…

 

………

 

………

 

答えは、7万1238人です。「ぎょえ!」す、凄すぎる!こんなにいるの!!

 

これ、前年比で1453人増だそうなので、初めて7万人を突破したんですね。もう10万人を突破するのは時間の問題ですね。

 

令和元年の今年、平成元年と比べると23倍にも増えているんです。厚生労働省は、複合的な要因でこうなってきたことを伝えていますが、やはり医療技術の進歩と健康への関心の高まりに伴う意識の変化が大きいのではないでしょうか。

 

ちなみに、このうち女性が88%ですって。もう完全に100歳時代じゃないですか!6万2000~3000人もいるんですねえ。116歳の方が現在の最高齢だそうです。

 

 

65歳以上の人口が過去最多!敬老の日に発表の意図は?

 

 

これはもう、まさに「敬老の日」だからにほかなりません。1年で最も適する日ですからね。

 

しかし、敬老の日ってどんな日?って聞かれたら何と答えますか。

 

「そりゃあ、老人をねぎらって感謝する日でしょ」

 

これはその解釈で正解ですね。国民の祝日に関する法律の第2条では、「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」ことが趣旨になっています。

 

しかし今後は、65歳~75歳、あるいは60歳~75歳の年齢層の人は、新しい名前がつけられてもいいと思います。

 

「老人」、「高齢者」、「お年寄り」と言った言葉の他にも、「シニア」、「シルバー」なる言葉もありますが、それぞれの言葉でどのくらいの年齢をイメージするかは人によって微妙に違っているようです。

 

ちなみに、何歳くらいからその言葉が当てはまるかという調査が行われています。それによると、

 

「シニア」が65.5歳くらい

「シルバー」が69歳くらい

「高齢者」が72歳くらい

「お年寄り」が75歳くらい

そして、「老人」が「お年寄り」より少しだけ上くらい

 

となっています。

 

最後に…

 

日本には、65歳で働いている人はたくさんいます。長寿国の日本ですが、大切なことは健康寿命の方ではないかと思います。

 

その意味で、健康では働くことができる年齢が上がっていますので、今までの既成概念は一度白紙にして、新たな定義や枠組みを作ったほうがいいのかもしれません。

 

65歳以上の就業者数は、850万人を超えていますからね。高齢者の4人に1人は働いている計算になります。これ、他の先進国より高い水準です。

 

もっとも、高齢になってまで働かなくてはならない、という側面もありますので、世界に誇れる数字かどうかは微妙ですが…

 

これを機に、日本の高齢化社会について、改めて考えていきたいと思います。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。