「こんまり」こと、近藤 麻理恵さんは、日本出身の整理整頓アドバイザーで、自称「片づけコンサルタント」です。Netflixの「タイディングアップ・ウィズ・マリエ・コンドウ」で、アメリカでもブレイクしている方です。
こんまり心境語る!
現在、アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス在住しているこんまりさんが、約2年前にアメリカへ居を移してから、今の心境や騒動について、インタビューに答えています。
こんまり心境語る そもそも「こんまり」ってどんな人、Netflixとは?
※ここ、わかっている方はスルーしてください。
「こんまり」こと近藤麻理恵さんは、「日本ときめき片づけ協会」なる社団法人の顧問をしている、自称「片づけコンサルタント」です。「人生がときめく片付けの魔法」がベストセラーになって、世界39カ国に翻訳されたこともあり、タイム誌の「世界でもっとも影響力のある100人」の1人に選ばれた方です。
このことから、海外での仕事の依頼も増え、アメリカへ家族で移住。マネージャーは旦那さんだそうです。
一方「Netflix」とは、190か国で1億人以上の会員数がいる動画配信サービスです。日本は2015年からサービスが始まっています。様々なジャンルを扱っていて、どんな人でも興味が持てる作品が見るかるほど多彩なラインナップになっています。
こんまり 単独インタビューで心境を語る
Netflixとの思い出
番組の出演オファー2015年ごろで、海外の出版をアレンジしているエージェント経由で、映像製作会社の人からだったそうです。収録は2018年の春から4ヵ月ほどで、たくさんのエピソードがありそうです。
中でも、配信2回目のアキヤマさんのレッスンで、あまりのモノの多さと、旦那さんの片づけに乗り気ではないような印象から、「撮影期間中に片づけが終わらないかもしれない」と心配していたときのことを挙げています。
片づけが進むにつれて、その本当の意味(モノを通して自分の人生を振り返り、今後の人生について考えること)に気づいてくれて、ハイペースで片づけを進めてくれたそうです。
片付けの中で、自身が気づいて良い方向に変化していったことが、アドバイザーとして役に立ったことや心境変化までもたらせたことに感慨の気持ちだったことが窺えます。
また、以下のエピソードはこんまりさんがどういう方かを如実に表しています。
撮影のスケジュールのハードさと、毎日カメラを向けられることのプレッシャーで心身ともに疲弊していたころ、スタジオでのコメント撮影中に泣いてしまったことがあったそうです。
こんまりさんは、「もともとひたすら片づけが好きなだけの人間」で、「人と話すよりもモノと話す方が好き」、というほどのインドア派だと自覚していたようです。今日までの成功も、全て人からの紹介だったようで、「たくさんの人に何かを伝えるなんて」という思いが心の奥にあったそうです。
そんなとき、プロデューサーがカメラ越しに「あなたは自分が思っているよりずっと強い」と言われたことにハッとして、とても励まされたそうです。きっと、自覚していなかった意外な部分に気付かされた瞬間だったのでしょう。
他にも、撮影クルー、通訳、メイク、夫たちと、番組を最高のものにするために、片づけの持つ力を最大限に表現するために試行錯誤して作成していった過程を「かけがえのない経験だった」と語っています。
アメリカでの生活
アメリカでの生活は、英語力がまだまだであることや、和食が日本と同じようには手に入りにくいこと、家の設備がよく壊れることなどを日本とは勝手の違うこととして挙げています。それでも、周りの人たちサポートもあって、日々の仕事と子育てを楽しんでいるそうです。
ちょっと有名人になったこんまりさんは、スーパーで買い物をしているときに、10歳の男の子に「ファンです」と声をかけられたこともあったそうで驚いたそうです。
また、日本人とアメリカ人との違いとして、「捨てるモノに感謝をしましょう」と言ったとき、日本人は「そうですね」ですむところが、「どうしてですか?」と聞かれたりして、対応が必要になることを挙げています。
「オーガナイズ・ザ・ワールド」
これからのこととして、「オーガナイズ・ザ・ワールド」というキーワードを掲げているこんまりさん。具体的なことは決まっていないようですが、ネットフリックスを見ている人へのフィードバックを元にして今後を考えていきたいと伝えています。
日本へ向けては、「人生がときめく片づけの魔法」の改訂版の出版、「オンラインサロンのオープン」などを通して、「片づけを終わらせて、ときめく毎日をすごしたい」方へのお手伝いを考えているそうです。
益々、ご活躍されそうですね。とても相手を思いやる優しい性格が、周りの人が「助けたい」って思ってしまう人なのだと推測します。こんまりさんの基本キーワードである「片付け」を通して、もっと日本中に浸透していけば素晴らしいと思います。
こんまりさんの基本的メソッド
「自分にとってときめくモノを残す」ことが基本です。その人がそれにときめくのであれば、手放す必要はなくて堂々と取っておくのが正解ということです。
それを残すか手放すかを自問しながら決断していく中で、ご自分の価値観に気づいていく過程こそが大切だということです。そして、結果として、「自分にとって本当に大切なモノを大切にする」という価値観が、少しでも多くの方に広まればいいという思いをこんまりさんは最も伝えたいのです。