人生最高のレストランが高視聴率
出演するゲストが「人生最高の一品」を紹介して、その素顔や魅力を探る「人生最高レストラン」が高視聴率を叩き出しています。
この記事では、「人生最高のレストラン」が高視聴率である理由、視聴者の声、過去の出演者の最高の一品の数々を紹介します。
人生最高のレストラン TBS系土曜23:30放送の新感覚グルメ・トークバラエティー
人間の3大欲の1つである「食欲」に関する話題は、全ての人の関心事だけに、番組構成が面白ければ視聴率も稼げます。
この番組は、出演者にとって一番の一品を選ぶということが、「つまらないことを言うと、つまらない人間に見えてしまう」心理になり、プレッシャーがかかるそうです。それにより、その人となりやこだわりが映し出されるところが斬新で人気となっています。
深夜の時間帯として、平均8・0%の高視聴率を出しています。2月23日は、節目の100回目の放送ですから、ネタは尽きることがないと思いますので長寿番組になっていきそうです。ちなみに、100回めの放送は志村けんさんだそうです。
番組のチーフプロデューサー小松純也さんは、「チコちゃんに叱られる!」、「ダウンタウンのごっつええ感じ」、「SMAP×SMAP」、「ドキュメンタル」などを手掛けてきた方ですから、視聴者が「見ると興味をそそられる」という制作に長けているのでしょう。
小松純也さんのコメント
■「人生最高のレストラン」の制作に関して
「食べ物の嗜好の話って、その人の1番柔らかい部分というか、開けっぴろげなところじゃないですか。熱く語れば語るほど、飾らない人柄が浮き彫りになってくる。そこが面白いですね。ゲストさんとの事前の打ち合わせでは、秘められたパーソナリティーを掘り起こすよう、ディレクターさんにはお願いしています。僕は『平成日本のよふけ』(99年~03年※3)という番組で、とにかく準備して、たくさんの引き出しを持って打ち合わせに臨む大切さを学びました。十分な時間をもらえなかったとしても、どれだけ人となりを深掘りできるかが勝負ということで。僕らも、その人の思い出や人生を責任持ってお伝えしたいと思っていますし、こちらのスタンスを見て、追加で打ち合わせのお時間をいただけることも多いです。
料理がスタジオに出てこないのも、この番組のこだわりです。やっぱり、調度や光の当たり方なども含めて、お店の料理には演出がされていますから。普通はライティングを作って撮りますが、この番組に関しては、お店の中の自然光なりをそのまま使って、1番おいしい瞬間を逃さないように、極力時間をかけずに撮影しています。みなさんが上げるインスタグラムの画像に近くて、そのウルトラハイクオリティ版(笑)。色調整とかもCM並みにやっています」
■「チコちゃんに叱られる!」の制作に関して
「大人が『はっ』とする質問であり、子どもにとっても素朴な疑問で、それを共有できる。復古的なテレビの見方の誘導になっているのが大きいかなと思っています。よく『雑学番組というだけで引かれるのに企画がよく通ったね』なんて声も聞こえてきますが、そういうふうにジャンルで語る人は、『世の中で当たっているから』というスタンスでしかものを作っていないんだと思います。こだわっているのは、視聴体験です。僕らが提示したものに合意があったときに、『面白いね』という評価になる。その合意の位置が、不意をついて意外なところにあるほど、新鮮なものになる。さらに『ボーッと生きてんじゃねーよ!』と見たことのないキャラクターに叱られる構図なので、新しさを感じていただけているのかなと。
番組を作るスタンスは民放もNHKも基本変わらないです。だけどNHKさんの特殊性として、リソースがすごいある。脳について取り上げようとなったときに、脳の神経細胞のCGがすでにあったりするわけです。限られた予算の中でも、そういう素材を借りながらできてしまう罪悪感があって、わざとディレクターが誰かの作品にタダ乗りしてVTRを作っているように見せたり(笑)。そういうくだらない遊びを入れられるのも、本当にありがたいです。アナウンサーの森田(美由紀)さんの技量もNHKならでは。とにかく言葉が届く。民放のアナウンサーにああいう方はいませんから」
#https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190220-00000001-nikkeisty-entより
小松純也さんは、「テレビの存在意義が問われている中、テレビにしかできない役割もあり、テレビ自体を生き延びさせないといけない」と伝えています。
人生最高のレストラン 視聴者の声
コンセプトが凄く良いいです。ゲストが語る自分の大好きな食事についても、本当に楽しそうで見ているこちらまで楽しくなります。人気番組の製作者だと知って、これが時代を引っ張っていくテレビマンの力なんだ!と驚きました。さすがですね。
かなり面白い番組ですが、ネタが尽きてきたころが勝負ですね。超高級店とか業界人御用達の店とかにならないことを願います。
全く興味のないゲストだとあまり見ませんが、見る時は画面を見ながらヨダレが出そうになってる自分がいます。
やっぱりテレビは面白いよ。ユーチューブよかより全然面白い。
#ヤフーコメントより
人生最高のレストラン ゲストが選ぶ一番の一品
ゲストが「人生で一番美味しかった料理」を紹介しますが、一番って言われるとなかなか難しいもの。年とともに味覚も変わってきますから、若い頃のうまかった記憶から現在まで、間違いなく一番に違いないという一品を選んでいることと思います。
そこで、以下はゲストの方たちが選んだ一品を紹介します。芸能人の方が推奨するだけあって、どれも「食べてみたい」ものばかり。いつか全てを制覇して、自分の中の一番を更新したい気担ってきます。気になる一品から足を運んで見てはいかがでしょう。
出典:https://www.tbs.co.jp/saikourestaurant/
・岡村隆史さん
「多松(たそん)」の「タッカンマリ」
場所:大阪・阿波座・ギャル曽根さん
「富ちゃん」ののどぐろ炊き込み御飯
場所:六本木・小柳ルミ子さん
「ざくろ」のサーロインステーキ
場所:日本橋・角野卓造さん
「千ひろ」のフルーツジュース・浅野ゆう子さん
「和風食事処 松家」のウニ丼
場所:青森県八戸市・谷原章介さん
「元祖ニュータンタンメン本舗」のニュータンタンメン(玉子、にんにくダブル)
場所:日吉仲ノ谷・関根勤さん
「スーリヤ」の世界一やさしいインド料理
場所:東麻布・高嶋政宏さん
「虎萬元」の水煮牛肉麺(香辛料たっぷり牛肉土鍋めん)
場所:南青山・和田アキ子さん
「甚六」のたこやき
場所:白金・伊達公子さん
「テンマルパッサン」の韓定食
場所:韓国ソウル松坡区・森公美子さん
「天外天」のフカヒレ
場所:千駄木・田中美佐子さん
「ビストロ・キンタ」のステーキ丼
場所:代沢・竹内涼真さん
「聖林館」のナポリピッツァ
場所:中目黒・真矢みきさん
「れんこんや」のおばんざい
場所:京都・木屋町・ケンドーコバヤシさん
「ことみ」のお好み焼き
場所:大阪下町・久本雅美さん
「うえしま」の串揚げ
場所:心斎橋・デヴィ夫人
「ケラケラ」のナスのミートチーズ焼き
場所:奥渋・中村七之助さん
「ナイルレストラン」のカレー
場所:歌舞伎座・宮本亜門さん
「俺のハンバーグ シュシュ渡辺」のハンバーグ
場所:渋谷・勝俣州和さん
「大吉」の上海フカヒレおこげ
場所:世田谷・萩原聖人さん
「松まつもと」のコース
場所:中目黒・橋本マナミさん
「加藤牛肉店」のカレー
場所:銀座・千原ジュニアさん
「花椒庭」の火鍋
場所:広尾・中尾彬さん
「神田まつや」のそば
場所:神田・仲里依紗さん
「アンティーク」のあん食パン
場所:銀座・山本耕史さん
「鶴兆」の一人焼肉
場所:四谷三丁目・長嶋一茂さん
「八つ目や にしむら」の鰻重
場所:目黒
深夜時間帯で高視聴率の番組がゴールデンの時間帯に映ることもありますが、人生最高のレストランはきっとこの時間だからこそいいのでしょう。新鮮さを損なわぬよう、新しいアクセントを入れて長寿番組として続いていってほしいと願います。