市民ランナーシューズがメダルシューズ!
世界陸上で日本人メダリストのシューズは、あなたが履いているシューズかも?
市民ランナーシューズは桐生祥秀も使用!メダルシューズの秘密とは!?
市民ランナーシューズ ミズノ「WAVE EMPEROR」タイプ
これは、フルマラソンを3時間程度かかって走る市民ランナー向けとのこと。
このシューズミズノで受注販売をしているそうです。競歩を始める選手は長距離走もしていることが多いため、マラソンシューズで歩き始めると言います。
距離が短いうちは底の薄いスピード型で、距離が延びるとクッション性を重視して厚みを持たせるのだそうです。
テレビで「陸王」を見たので、ちょっとだけですが素人でもなるほどって思えます。
靴底が硬いと動かしにくいので、厚底で靴底が動くように作ってあるようです。
疲れてくると足の接地が悪くなるので、ダイナマイトの防爆シートに使われるほど強力な糸「イザナス」というテープを、ブレを止める位置につけているのだそうです。
何でも、日本の技術はすごいですね。ホント感心します。
ミズノのシューズは、競歩会に広まっているそうです。このタイプのシューズは、オーダーメイドが可能だそうです。
アッパー材の色、ソールの材質、ロゴのカラー、ひもの色などが好みで選ベルそうですよ。そして、別途料金はかかるようですが、ネーム刺しゅうも可能だそうです。
基本型が2万円(税別)で、納期は受注からおよそ4週間です。私は、この話題が気になったので今回は気軽な気持ちで記事にしましたが、好きな方はたまらないんでしょうね。
そんな方はぜひ、オーダーメイドで作ってみてください。
市民ランナーシューズ 桐生祥秀も使用のピンなしシューズ
一方、桐生祥秀選手が使用したシューズは、アシックスのピンなし「次世代スプリントシューズ」というものです。
カーボンファイバー素材を複雑に立体化した構造だそうで、地面を捉えてスムーズな着地と効率よい推進力という双方を実現しているそうです。
何せ、桐生祥秀選手を高校とのときからサポートしているといいますから、これはもう細部に渡ってまで熟知しているんですね。突起の高さとか形状など、コンマ何ミリのレベルで調整したそうですよ。まさに神業でしょう。
データも豊富に集まっているようですので、理想のシューズが出来上がっているようです。
桐生祥秀選手も、こんな素晴らしい人達によって、最高のシューズで走れることは、選手冥利に尽きるとも言えるでしょう。
「ピンなしシューズ」ができるまでの経緯もすごいです。
始めは、地面にピンが刺さりやすかったり、抜けにくかったりを感じるという選手の声からだったそうです。
その声に対して、そもそも刺さるとか抜けるとかは微妙な時間を感じていると考えたんですね。僅かなのその感覚を察知して、シューズ作りが始まります。
「それならその時間をなくせば、もっと速く走れるんじゃないか」
それから30~40足に渡り試行錯誤を繰り返し、今年に入ってレースでの着用にまでこぎつけたといいます。
ピンなしのメリットは「設計の自由度が増すこと」なんだそうです。以前のシューズとの違いはカーブで現れるようです。
遠心力に逆らうように体を内側に傾けて走るため、足の接地もそれに伴って傾きます。そのときに、斜めにピンを刺すのは負担になるけれども、ピンなしだとそれが少ないと考えたんです。
そう、桐生祥秀選手は400メートルリレーの第3走者を走ることがそう言えば多いですよね。つまりカーブで瞬発的な加速を求められるわけで、それに適しているシューズだっていうわけです。
専門的に分析して商品開発していることに、頭が下がる思いです。現在では、他の一流選手からも好評になってきているようです。
しかし、残念ながらこちらのシューズはまだ市販はしていないようです。
ただ、将来的には一般にも広く使用してもらう予定ではいるようです。それには「安定して大量生産できるようにすること」です。
近い将来、ピンなしシューズが当たり前となる日がクリかもしれません。選手の記録更新というのは、選手側の努力だけでなく、こうした道具や身に付けるものの努力によるものも大きいのだと、改めて認識させてもらいました。
とくに今回のシューズは、陸上選手にとては最も大切な部分ですからね。
フィギュアスケートの紀平梨花選手も、靴の締め方にめちゃくちゃ神経を使って調整していますからね。それだけ微妙な感覚が大切になってくるってことです。
これからスポーツ競技を見るときには、そんな点も見ていければまた違った面白さが見えてくるかもしれません。
紀平梨花選手の記事です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。