生涯給料 全国7地域ランキング

 

東洋経済オンラインによる全上場企業の「生涯給料」のまとめが発表されました。これは、北海道・東北、東京除く関東、東京、中部、近畿、中国四国、九州沖縄と、全国7地域に分けて算出したものになります。

 

この記事では、各地域の上位5位について紹介しています。

 

 

生涯給料 全国7地域

 

 

生涯給料 全国7地域ランキング　算出方法

 

 

これは、東洋経済オンラインによる独自の算出になります。どんな方法なのでしょうか。

 

・直近の「有価証券報告書」の公開データ

・厚生労働省による「平成30年賃金構造基本統計調査」の5歳刻み賃金額(所定内給与+賞与)

 

これをもとに、業種分類ごとに賃金カーブを算出。それを各企業の平均年収と年齢に当てはめて試算したとされています。

 

ここでは、単体の従業員数が20人未満と平均賃金の発表がない企業は除いたものとなっています。

 

理論的推計値として算出したものになりますが、知らない企業もたくさんあって新たな発見があります。

 

 

生涯給料 全国7地域ランキング　各地域の上位5企業

 

 

北海道・東北

1位　東北電力　　　　　　　　2億6135万円　宮城県

2位　北海道電力　　　　　　　2億5236万円　北海道県

3位　ユアテック　　　　　　　2億5937万円　宮城県

4位　七十七銀行　　　　　　　2億4621万円　宮城県

5位　岩手銀行　　　　　　　　2億3156万円　岩手県

 

ここでは、都道府県が割りと平均的になっているようです。北海道・東北地方では、都市で言うと、札幌市と仙台市に集中しています。

 

東京除く関東

1位　レーザーテック　　　　　4億0185万円　神奈川県

2位　ペプチドリーム　　　　　3億8803万円　神奈川県

3位　東京汽船　　　　　　　　3億8735万円　神奈川県

4位　日揮ホールディングス　　3億3026万円　神奈川県

5位　東亜石油　　　　　　　　3億2969万円　神奈川県

 

ここでは、神奈川県が上位を独占しています。

 

東京

1位　共栄タンカー　　　　　　3億5539万円

2位　グローバル・リンク・マネジメント　3億5530万円

3位　中外製薬　　　　　　　　3億5497万円

4位　清水建設　　　　　　　　3億5309万円

5位　野村ホールディングス　　3億5359万円

 

ここでは、東京都だけのランキングになっていますが、数値を見ると神奈川県の方が上位になっている点が、少々意外な気がします。

 

中部

1位　ファナック　　　　　　　4億9318万円　山梨県

2位　豊田通商　　　　　　　　3億8474万円　愛知県

3位　岡谷鋼機　　　　　　　　3億2267万円　愛知県

4位　トヨタ自動車　　　　　　3億1408万円　愛知県

5位　トリケミカル研究所　　　3億0473万円　山梨県

 

ここでは、やはりトヨタ自動車の存在が気になりますが4位なんですね。山梨県はこの2社だけが突出しているようです。

 

近畿

1位　キーエンス　　　　　　　8億6057万円　大阪府

2位　伊藤忠商事　　　　　　　5億5349万円　大阪府

3位　日本商業開発　　　　　　5億3292万円　大阪府

4位　プレサンスコーポレーション　4億1946万円　大阪府

5位　武田薬品工業　　　　　　4億0613万円　大阪府

 

ここでは、大阪府が上位を占めています。キーエンス社は、この算出では全国1位となっています。ちなみに、キーエンス社の平均年齢は35.8歳、平均年収は2,110万円となっています。これが平均とはすごいですね。

 

中国四国

1位　ローツェ　　　　　　　　2億8661万円　広島県

2位　四国化成工業　　　　　　2億7412万円　香川県

3位　技研製作所　　　　　　　2億6747万円　高知県県

4位　中国電力　　　　　　　　2億6341万円　広島県

5位　中電工　　　　　　　　　2億6164万円　広島県

 

ここでは、広島県が上位に入っている割合が高くなっています。中国と四国地方ではそれぞれの県に有力企業が分散している傾向があります。

 

九州沖縄

1位　安川電機　　　　　　　　　3億1131万円　福岡県

2位　三井松島ホールディングス　2億8940万円　福岡県

3位　沖縄電力　　　　　　　　　2億8052万円　沖縄県

4位　リックス　　　　　　　　　2億7053万円　福岡県

5位　九州電力　　　　　　　　　2億6744万円　福岡県

 

ここでは、福岡県が集中しています。ちなみに、長崎県は上場企業の本社がない唯一の都道府県となっているそうです。

 

 

 

 

さて、いかがでしょうか。こうやって7地域に分けてみると、上位の数値がかなり違っていることがわかります。トップが8億台から2億台まであるので、かなりの開きがあります。

 

全体としては、地銀や電力会社などが上位にきているようですね。やはりこのあたりは安定しているんですね。

 

しかしこれって上位の企業ですから、「豊かな会社」ってことになります。生涯給料がこんなに違うことがわかると、「お金じゃないよ人生は」なんていうひがみも聞こえてきそうです。（笑）

 

あとは、それぞれの感じ方でご覧になってもらえたらと思います。

 

 

最後に…

 

今回は、各地区の上位5位までしか紹介していませんが、「生涯給料」と検索すると、東洋経済オンラインのランキングが詳しく見れます。

 

ズラッと何社も並んで出てきますので、きちんと見ると時間がかかると思いますが、また別の発見もあると思いますので、よろしければ見てみてください。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。