習近平がくその穴と間違えられた!
フェイスブックが、習近平主席の名前を「ミスター・シットホール」と誤訳。日本語にすると「くその穴」になってしまうということで、謝罪しています。
この記事では、その真相やその後の反応、以前のトランプ大統領の「Shithole」発言も含めてお伝えします。
習近平くその穴事件!なぜ?反応は?真相とトランプShithole発言!
習近平がくその穴に 誤訳の真相について
それは、習近平主席が、2日間に渡るミャンマーの首都ネピドーを訪問したときのことです。中国国家主席によるミャンマーへの訪問は、実に20年ぶりになるそうです。
まずは、その訪問目的と内容について触れておきます。
今回の訪問の主な目的は、アウン・サン・スー・チー国家顧問のミャンマー政府が厳しい状況に立たされていることを受けて、数十億ドル規模になるインフラ整備の協定合意を推進することにあると言われています。
現在、中国はミャンマーへの最大の投資国となっています。また、イスラム系少数民族ロヒンギャ迫害問題についても西側諸国から孤立するミャンマーにとってなくてはならない存在と言われています。
こんな中、中国政府に対して広がる不信感や、国境付近の武装勢力に対する中国政府の影響力があり、両国関係を損ねる恐れがあります。
それだけに、今回の訪問は非常に意義のあるものとなっています。
ミャンマーでの盛大な歓迎を受けた習近平主席は、今後のミャンマーとの関係について「新時代」を導くと約束しています。
さて、そんな経緯があってメディアでも話題となりましたが、フェイスブックによる習近平主席を「ミスターくその穴」と紹介する誤訳が出てしまいました。
その理由は、ビルマ語から英語への翻訳の際に、習主席の名前が「Mr Shitholeミスター・シットホール」と誤訳されてしまったことによります。
それが、アウン・サン・スー・チー国家顧問の公式ページで多く見られることになってしまったのです。これは大問題です。
投稿内容としては、
「中国の国家主席、Mr Shitholeが午後4時に到着」
「中国の国家主席、Mr Shitholeが下院の芳名帳に記帳した」
このように紹介されてしまったようです。
さらなる誤訳の理由の詳細はこうです。
フェイスブックは、ビルマ語の翻訳データに習近平主席の名前がなく、システムが音節を表す文字が似た言葉を推測し、置き換えていると説明しています。
ビルマ語の似た単語で試してみると、同じ文字が使われる「xi」と「shi」で始まる単語も「shithole」と翻訳されたそうです。これは困ったものです。
そして、技術的な問題が原因だとした上で、「フェイスブック上でビルマ語から英語に訳された際の誤訳の原因となった技術的問題を解決した。あってはならないことなので、二度とこのようなことがないよう対処していく」としています。
フェイスブックは中国では規制されているため、それが少し問題を軽減できているとは思いますが。この点は不幸中の幸いではなかったかと思います。
習近平がくその穴に その後の世間の声や評判と中国の反応
このニュースを見た世間の声や評判を少し紹介してみましょう。
AIを使って翻訳すると、人物の背景まで考慮するから必然的にこうなる
思った事をズバズバ言う辛口AIだな。
絶体わざとだよね。
100%悪意がありましたね。
やはりここは正式にMr.Anusとすべきでしょう。
中には失礼な意見もありました。
誤訳どころか、21世紀最大の名訳
誰が見ても、正しい翻訳だ
AIが「意思」を持った瞬間であった
いつの時もこういった意見は必ず存在しますが、結構な数がありましたが3件に留めます。ただ、あくまでもジョークとしてですが、特に3つめの意見には笑ってしまいました。
ちなみに、中国側の反応を見てみましたが、今のところは出ていません。今後、どのような声明?を出すのか注目されます。
世間の意見の中には、「トランプ批判の記事で学習させたのが原因だと思う」というものがありました。
ということで、次はトランプ大統領の「Shithole」発言に触れておきます。
習近平くその穴事件 トランプShithole発言について
トランプ大統領が使った時の和訳は「糞ダマリ」だったと思います。
「Shithole」の和訳はこんな感じです。
〈卑俗〉非常に汚い[不潔な・むさ苦しい]場所
〈卑俗〉シットホール◆穴を掘って作ったトイレ
〈卑俗〉肛門
まあ、ひどい言葉ってことですね。
ちょうど1年ほど前、特定の国々を指して使用したとされるこの言葉が話題となりましたが、同時に各国の報道関係者の訳しかたにも注目が集まりました。
メディアでの訳となればあまりに汚い言葉にはできない部分もありますが…
NHK「不潔な国々」
台湾「鳥が卵を産まない」
ベトナム「腐った」
中国「悪い国」
ベルギー「睾丸国家」
チェコ「世界の尻」
ドイツ「汚い穴」
ルーマニア「豚小屋」
ロシア「臭い穴」
おもしろいですね。こんなに訳が違うなんてことないでしょうから、いかに汚い言葉なんだろうって思います。
やはり、このトランプ大統領の発言をきっかけにAIでも認識する単語として扱われたことは確かな気がしてきます。
以上、きれいな話題ではありませんでしたが、政治、外交はきれいにお願いしたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。