アンドロイドが初公演の指揮!AIやロボットが芸術分野に!
アラブ首長国連邦(UAE)で、世界初のアンドロイドによるオペラ「Scary Beauty」のオーケストラの指揮が実現しました。
あらゆる分野に進出してきているロボットたち。人間との違いや完成度、見た人の感じ方が気になります。アンドロイドの実力はいかに?その様子を探ります。
アンドロイドが指揮!世界初公演の動画は?完成度と感想が気になる!
アンドロイドが指揮! 世界初公演 動画は?
人工知能を搭載するアンドロイド「オルタ3」が、音楽家の渋谷慶一郎氏が作曲した「Scary Beauty」の指揮をしました。
アンドロイド・オペラ 『Scary Beauty』
コンセプト、作曲、ディレクション、ピアノ:渋谷慶一郎
ヴォーカル、指揮:オルタ3(Powered by mixi, Inc.)
オーケストラは人間ですから、一種異様な風景です。
演奏の速さ、音量といった部分は、このオルタ3がコントロールするそうです。体を上下に揺らすことや、手や腕の動きによって感情を伝えているとのこと。
実は、既に日本では2018年に、800人の観客を前にアンドロイドによるオペラ・コンサートが行われています。
メタル・ボディがライトの反射で輝き、脚に当たる部分の曲線は大蛇を彷彿とさせて、異様感を増しています。
人間が演奏している空間を、たった1人、いや1機械が独占してしまう…
演奏が染み入ってこなかった人もいると思います。だって、その動きがどれだけ人間ににているかとか、演奏を合わせられるかとか、音楽とは違う様々なことを考えながら見ているわけですからね。
その様子がわかる動画です。
ざんねんながら、UAEでのオペラ公演は、現在は動画が見れませんが、しばらくしたら全編とはいかないまでも、アップされて様子が確認できるようになるでしょう。
ただ、この動画でもその雰囲気は存分に伝わりますね。これは、慣れない光景ですから、違和感を拭い去るのは無理で、違和感だけが残ります。
演奏の質は、専門家ではないのでわかりませんが、何となくですが合わせている感があって、流れるような感覚では聞けない気がしました。
これは、個人的な感想ですので、異をとなえる方も当然いると思います。しかし、「すごくよかった~」とはさすがにならないのではないでしょうか。
まだまだ試験的に始まったばかりですからね。試行錯誤は繰り返されてくと思いますが、完成に近づいたときが楽しみでもあり、驚異でもあります。
アンドロイドが指揮! 完成度と感想 そして実力は?
実際のUAE公演での観客の反応は、やはり様々だったようです。
「どんなことが出来るかということに興味があって来てみた」
「音楽を楽しむというより、どんな空気感になるのか面白いと思った」
「レベルは?これからだね」
「人の指揮者の方がずっといい」
「意外といけるかもだけど、この分野は人間にはかなわないのでは」
こんなところだったようです。
日本人の感想としては…
そこまでやるなら、家でヘッドフォンつけてCDでクラシックを聞く。
ロボットが人間を追い越すのは後、僅か。映画の時代がやって来る。科学は地球を滅ぼす。
メモリー量は チップAIには 敵わない。感情の厚みで 人間は勝負だ!
これで虹の音は出せるのか?
#ヤフコメより
みんな、感想がバラバラです。そうです、これっていろんな視点で見ることができるので、それによって様々な感想になりますね。
あなたは、アンドロイド指揮による演奏に行ってみたいですか?
最後に…
個人的には、「そこまでやるなら、家でヘッドフォンつけてCDでクラシックを聞く」という感想に近いです。
興味や面白さが優先してしまって、お金を払って素晴らしい演奏を聞きに行くという気にはなりづらいかな、と。
機械が人間の指揮者を越えるのは、感情という領域があるために、なかなかムブ香椎と思いますし、臨機応変さも必要でしょうから、ほんのちょっとしたところで音楽がどこかで機械的に聞こえる瞬間があるような気がします。
ですので、私も今のところは家でCDでも聴いていればいいってなりますね。
しかし、この技術を開発して、この企画を成し遂げた方々には純粋に敬意を評したいです。人間が、情熱を持って出来上がったものですから、そこにはアンドロイドにはない、「熱」を感じて共感できます。
機械と人間の融合。これからの時代を考える上でも、良い企画だと思いました。今後のさらなる発展は期待したいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。