台風1号が元旦発生したことは、この記事でお伝えしました。
そのときに、マレー半島を越えるとインド洋海域になってくるため、台風ではなくてサイクロンに変わるということも書きましたが、その通りになったようです。正確には、東経100度線を西に越えると呼び名が変わるそうで、監視担当もインド気象局に変わるそうです。
原因は、東風に押されて水温が高い海域を進んだために勢力が維持されたからとされています。過去に同様の現象は、観測史上過去6回しかないようで、前回は1997年の台風26号がそれに当たり、以来22年ぶりに起こった7回目の現象です。
ここで、台風とサイクロンの違いについて簡単に説明しておきます。おわかりの方はパスでお願いします。
台風とサイクロン
結論から言うと同じです。もう1つ「ハリケーン」がありますが、全部同じです。場所が違うと呼び名が違うというだけです。熱帯地方で海面の温度が上昇し、強い上昇気流が発生してできる熱帯低気圧で、風速17.2メートル以上になると、それらの名前になります。温帯地域に入り、風速がそれ以下になると温帯低気圧となります。
だから、今回の台風がサイクロンに変わったからといって、さらに強いものになったとか、違うものになったのではありません。台風と呼ばれる地域を越えてサイクロンと呼ばれる地域に入ったというだけです。
台風
北西太平洋(赤道より北で東経180度より西の領域)または南シナ海に存在。およそで言うと、北半球の太平洋地域。
サイクロン
インド洋北部・インド洋南部・太平洋南部に位置するもの。およそで言うと、インド洋の地域。
ハリケーン
東経180度より東側の北太平洋および北大西洋に位置するもの。およそで言うと、アメリカ大陸の東西両側の地域。
異常気象が世界的に続いていますが、この元旦に発生した台風⇒サイクロンも何らかの影響を受けてのものなのでしょうか。
余談ですが、本日NHKの「チコちゃんに叱られる」という番組で、地球の自転がだんだん遅くなっているという内容を見ました。このずっと先には、1日が25時間になり、やがて3ヶ月間ずっと昼で猛暑が続き、次の3ヶ月間はずっと夜で猛烈な寒さが襲うときが来るとのこと。
「変わり続けることが変わらない真実」ですから、本当にそうなるのかもしれません。地球を守るために人間にできることを、全世界が1つになってやっていくときが訪れるときが来るのでしょう。後世に繋いでいくためにできることを、小さなところからやっていくことが大切であることを、このような記事を見るにつけ実感します。