天野隆夫 防犯ボール開発者
犯罪防止策は、さまざまな形で行われてきていますが、「強盗」については銀行などの金融機関と比べてもっと身近なコンビニの方が圧倒的に多くなっています。
そこで警視庁では、新たな防犯対策として天野隆夫さんの会社に依頼。開発の苦労や困難を乗り越えて、防犯ボールが世に登場してきました。この記事では、そんな天野隆夫さんについて紹介します。
天野隆夫 防犯ボール開発者はどんな人?会社や経歴~出身・学歴について!
天野隆夫 防犯ボール開発者のプロフィール(出身・学歴etc…)
プロフィール
名前:天野隆夫
出身地:埼玉県
出身校:大宮高等学校、法政大学
いろいろな商品を開発されてきている方だけに、どんな方か気になって調べてみたのですが、あまり情報は得られませんでした。こういう方をあまり詮索するのは失礼になりますので、簡単な紹介になりますが、あしからずご了承ください。
出身高校は大宮高等学校で、第13回生ということですので高校を昭和38年に卒業されています。
大宮高等学校は、偏差値70以上の進学校で、ここ数年は浪人を含めると毎年10名以上が東大に進学しています。
出身大学は法政大学です。卒業後は都バスに就職して、その後双喜商事に転職されています。
個人情報としては以上です。
非常に優秀な方だと思いますので、法政大学へは何らかの大きな目的を持って進まれたのではないでしょうか。
天野隆夫 防犯ボール開発者 会社や経歴
会社は双喜商事株式会社で、場所は中央区日本橋蛎殻町です。化学、ゴム、プラスチック製品を取り扱っています。
双喜商事株式会社は、「防犯用カラーボール」はもちろんですが、初期消火用「消える魔球」も開発しています。
とても古いですが、「巨人の星」の大リーグボール2号の名前からとっているんでしょうね。
これ、火に投げるだけで日が消えるスグレモノです。動画がありますので、確認してみてください。
野球硬式ボールと同じ大きさで軽く、高齢者、女性、小さな子供も投げやすくて命中させやすいのが特徴です。
消化器は本格的な火消しですが、これってそばにあるといざというときすぐに使えていいですね。消えなければ2個、3個と投げればOKです。
消化能力も馬鹿にできません。水の10倍でわずか3~5秒で消すことができます。そして、投げるだけなので消化器のように操作を知らなくてもいいんです。投げるだけだから知識がいりません。
なんか、こちらの商品の説明が長くなりましたが、書いているうちに欲しくなってきたので、説明したくなってしまいました。(笑)
双喜商事は、その他にも「真空成型用シート」、「印刷用シート・フィルム・厚物」、「窓用断熱材、そして各種成型品を製品化しています。
とてもユニークな会社と言っていいでしょう。
天野隆夫 防犯ボール開発まで
さて、「防犯用カラーボール」について最後にお伝えします。
この商品は、20年間で170万個が生産出荷されたそうです。これはすごいですね。これまでにいろいろな防犯に役立ってきたと思うと、素晴らしい仕事で世の中に貢献していることを実感します。
もともとこの防犯用ボールは、「有事の際の防犯用として、犯人の後ろから液体の入ったボールを投げつけ、 中の液体が犯人の身体に付着して洗っても直ぐに落ちないようなボールができないか」と、警察から開発依頼を受けたものでした。
そこで天野さんは、蛍光塗料メーカーと一緒になって何度も試作品を作り直したそうです。その苦労の末に、ようやく完成品を誕生させたのです。
以前、フジテレビで「ほこ×たて」という番組がありましたが、そこでも紹介されています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。