令和初日 満員札止め 大相撲夏場所
令和初日 満員札止めに決意
日本相撲協会の八角理事長のあいさつ
「新しい時代にふさわしい白熱した相撲で、皆さまのご期待にお応えできることと存じます。今後も土俵の充実を念頭に努力してまいります」
八百長問題や暴力問題が絶えなかった平成時代を反省して、新たな時代をクリーンに真摯に取り組んでいってほしいと国民は願っています。
令和の大相撲が始まり、初日が満員札止めでスタートできたことは非常に喜ばしいことです。
あれだけの不祥事が重なっても、多くのファンが見捨てないで応援してくれる大相撲。もうその人気にあぐらをかいていては絶対にいけないことは、内外ともに完全に理解しているはずです。
令和初日 満員札止め 貴景勝白星発進で勢い!
平成の大横綱である白鵬が休場したことも、一つの時代の終わりを感じさせます。
令和の大相撲は、皮切りとして貴景勝には盛り上げてほしいところですが…
初日は、頭でぶつかり合って鋭い出足でスキのない押し相撲を取りきり、令和のスタートを象徴するような相撲となりました。
やはり日本人待望論はずっと相撲界にはありますから、今後、日本人の実力のある若手が何人も育ってこないと、盛り上がりは今ひとつとなっってしまいます。
各部屋の親方は本当に時代に合った部屋づくりとして、若い人の多くが自ら門をたたく魅力あるものに指定って欲しいものです。
大相撲 「満員札止め」と「満員御礼」の違いと再認識
「満員札止め」は、全ての入場券が完売した状況を指します。「満員御礼」は、入場者が一定の状況に達したときに出す興行上の習わしになります。販売状況が一定の状況に達した場合にも使われます。
つまり、満員札止めということは、間違いなく満員御礼となるわけです。数の不等式なら、
満員札止め>満員御礼
ということですね。
しかし、大相撲の入場者数、観客動員数は、一切公表されません。ですので、「満員札止め」は、完売したという意味でわかりやすいのですが、「満員御礼」は、基準がわかっていません。
一昔前は、満員御礼といえば、会場を見渡してもほんとうにぎっしりでしたが、若貴時代が過ぎてから、空席がちらほら出ていても垂れ幕が降りていることもあり、疑問視する声があがってきました。
このことから、満席の90%以上だった基準が、75%程度になってきているとも言われています。
このあたり、令和を機に基準をしっかりと明示するのも、クリーンな取り組みの一環として良いと思うのですが、協会はどう考えているのか、聞いてみたいところです。
令和になっても、国技である相撲は不滅であってほしいと願います。