山田邦子 事務所騒動
山田さんが、所属する太田プロダクションとの関係を、最悪であることを告白しました。その最大の理由は、事務所は山田邦子さんに関心がないこと。人は、批判されることより無視状態がいちばん厳しいものですが…
山田邦子 事務所騒動 太田プロダクションとの関係
山田邦子さんは、ブログで太田プロダクションとの絶縁宣言をしたことが、話題となっています。
長唄の稽古を重ねてきた山田邦子さんが、ようやく実現できた念願の歌舞伎座の大舞台。それを事務所の誰も観に来てくれなかったと言います。
「39年所属して“おりました”太田プロダクションの事務所スタッフには、誰ひとりも観てもらえなかった」
「この事は新しい令和の年に向け、いろいろ整理が付く、出来事にもなりました。残念です」
不満の内容をみてみると、太田プロダクションそのものというより、そのスタッフに向けてのようです。
その太田プロダクションは、「西の吉本、東の太田」と言われる程の事務所です。
太田プロダクション
芸能プロダクション
本社:新宿区
主な所属タレント
アイデンティティ、赤プル、東朋宏、彩輝なお、有吉弘行、アルコ&ピース、アンバランス、飯田基祐、伊倉愛美、石井智也、磯部さちよ、入山杏奈、インスタントジョンソン、ヴィンテージ、大島優子、おかもとまり、火災報知器、片岡鶴太郎、かねさだ雪緒、乾き亭げそ太郎、川田利明、神奈月、北原里英、具志堅用高、くじら、窪真理、劇団ひとり、小出真保、古賀シュウ、小谷昌太郎、斉藤慶子、指原莉乃、佐藤弘道、360°モンキーズ、三遊亭楽麻呂、笑福亭笑瓶、白石さおり、進藤学、末吉くん、鈴木奈都、スマイリーキクチ、関口まい、ダーリンハニー、タイムマシーン3号、高木美也子、高島礼子、竹原慎二、ダチョウ倶楽部、土田晃之、津乃村真子、つるの剛士、デンジャラス、渡嘉敷勝男、トップリード、TOMOYA、ドレミ倶楽部、中村国生、名倉七海、ナジャ・グランディーバ、能見達也、野澤亘伸、野呂佳代、畑山隆則、彦摩呂、風藤松原、古本新乃輔、前田敦子、マシンガンズ、街田しおん、松岡恵望子、松岡璃奈子、松村邦洋、水沢駿、三波豊和、ムッシュ・ピエール、むらせ、メンソールライト、森迫永依、やさしい雨、柳原可奈子、山咲トオル、ヤマザキモータース、山田邦子、山田太一、山本寛斎、山本康平、横山由依
#hatena keywordより
以前は、ビートたけしさんや爆笑問題も所属していました。
一方の山田邦子さんは、女芸人として大活躍。今でもいろいろと話題も豊富です。
「日曜バラエティー」の終了や、乳がん、離婚、子供のことなどの記事です。
山田邦子 事務所騒動 太田プロダクションは本当に無視?
山田邦子さんは、太田プロダクションの中でも一番の古株で、ミセス太田プロという存在です。
4月27、28日に歌舞伎座で行われた「長唄杵勝会」は、山田邦子さんにとって芸能生活40周年に名取・杵屋勝之邦を襲名するという特別な公演でした。それだけ思い入れも強いものだっただけに、山田邦子さんの不満は、この公演のことだけではないもっと根深い問題がありそうです。
山田邦子さんによると、20年ぐらい前から事務所の様子が変わっていってしまったと言います。
「恩義のあった前社長が引退して会長に、その息子が新社長になってから、私のマネジャーが動いていない状態なんです。ほら、今もひとりでしょ? もう末期的なのよ」
5月22日から始まる40周年記念公演の「山田邦子の門」についても、
「それも太田プロは関係ないの。何十年来っていう長年のつきあいがある仲よしのプロデューサーがお祝いで考えてくれたことで。だけど、事務所にはお金を落とすじゃない? 昔から30%は落としてきたから。現場に若手のかたがちょろっと見に来ていたけど、GWに入ったら全然来ないし(苦笑)。後輩にも仕事を流してあげてるのよ? だから、話し合いよ、話し合い」
話し合いは全然ないのか気になりますが、それについても、
「今年に入って一度は“どうします?”“私のとこ、動いてないですよ”と。ただ、話をしてみると思いを抱えていたのは私だけじゃなかったみたいだったの。うちのタレントみんなが“邦子さんよく言ってくれました”って。ほかの事務所も同じようなことを聞いたから、いい機会だなって。こういううるさい人間が波風を立てるのもね」
太田プロには「役者部」があって、どうやらそこが何にも動いていないようです。山田邦子さんは、これだけ事務所にいろいろと尽くしてきたのに…という思いがあることは、口調からもよくわかります。
簡単に言えば、「誠意をみせてほしい」ということになるでしょう。これだけ今でもピンで活躍できる山田邦子さんですから、独立しても普通に活躍できる方です。
事務所との関係修復を願うとともに、事務所を出ることになったとしても、何とか良い形、例えば卒業みたいな感じになってくれたらと願います。
ちなみに長唄は、山田邦子さんが2007年に乳がんが発覚して摘出手術を受けた後に始めたものです。今回の舞台には、母親や友人、そしてたくさんのファンが駆けつけてくれたそうです。
「母や友達、ファンの方々」、「遠方から来てくださった知人」、「昔からお仕事でお世話になっている方」の顔を見て、「みんなの無言の『がんばれ~』が心に届き、落ち着いて唄うことが出来ました」と山田邦子さん。
そういった意味では、素晴らしい公演になったようで良かったと思います。
事務所との関係が、こんな大物の山田邦子さんのような方でも、「こんな目」に合うのですから、芸能プロダクションという存在はこわいと感じます。
恨み節や、裏切られた思いを所属芸能人が思うようなことがないように、縁が切れることになるにしても円満な関係で終わる形になってほしいと、心より願います。