ぜんじろう 言論の自由と師匠のことば
ぜんじろうさんの発言が話題になっていますが、またまた「言論の自由」について語りました。
この発言で、ぜんじろうさんの考え方がわかってきます。ただし、そこに「言論自由」を持ってきたのはどうなのか?師匠の言葉を借りたのはどうなのか?
さっそく中身を見ていきます。
ぜんじろう 問題発言に対して
ぜんじろうさんのこれまでの問題?発言は以下にまとめています。
これらの発言と反論に対して、言論の自由と師匠のことばを借りて言及しています。
ぜんじろう 「火花散る相手こそ…」
師匠である上岡龍太郎さんの、ぜんじろうさんに対する金言はこれです。
「最近は、仲良い人とぬくぬくやってるからつまらないのが多い。嫌いだったり、やりにくい相手やな~と思う人こそぶつかっていく。火花の散る相手こそやりなさい。そこにこそリアリティーの面白さがある」
最後の、「リアリティの面白さ」という部分がポイントでしょう。作ったものではなく、本気でぶつかったときの人間の真の部分が出てくる面白さを求めていくことを伝えたものなのでしょう。
この思い、考えがあるので、ぜんじろうさんはこのような発言をすると解釈すればいいのかと思います。
太田光さんの発言は、そういった精神がわかった上で、「罵声に近い愛」とでも言えるものだったのですね、きっと。まあ、そう理解すれば「リアリティの面白さ」は確かにあったと思います。
ぜんじろう 欧州との違いについて言及
欧州での活動から、お笑いに対する接し方が日本と違う点を指摘し、日本に足りないと感じる点について意見を述べています。
最も驚いたこととしては、欧州では「差別」意外のことはタブーがほぼなくて、まさに言論の自由なところだったそうです。
コメディアンが、差別以外のネタで裁判沙汰になっても、プロデューサーやメディアはコメディアンを守るのだそうです。それは、特にイギリスとデンマークに浸透しているようです。
一般人にも言論の自由が浸透しているということですね。
それに対して日本は、「よってたかって問題発言を叩き、形の謝罪、その後の自粛にはならない」と伝えています。
ちなみに、BBC放送でコメディアンが放送禁止用語をネタにして披露した際、やるすぎの声が挙がる中、「BBC基準の範囲だから問題なし」だそうです。これだけとっても、日本とは相当に違いがありますね。
では、BBC放送の基準はきちんとあるの?と思いますが、それはちゃんとあるのです。問題か問題なしかの判断は、
「番組を見ている人にとって冗談とわかる範囲内かどうか」
つまり、前出の放送禁止用語のネタは範囲内だったということです。う~ん、よその国のこととして見ればとても面白いのですが、これが日本だと思うと…
日本のどこかの放送局が、これを同じこと言ったら全く違う事態になることでしょう。
ここまでの内容から、言論の自由という側面について少しだけ考えてみたいと思います。
ぜんじろう発言 言論の自由の違いを考える
欧州、欧米を見習う点は多々あれど、日本独自の考えがあっていいはずです。歴史も国民性も違いますからそれは当然です。
イギリスでは大丈夫だった放送禁止用語は、日本では「アウト」だと思います。法律に関係なく、国民の過半数が問題なしとはならないと思います。
ここで「言論の自由」について、多く述べる気はないですし、難しい問題でもあるのでこのくらいにしておきますが、ぜんじろうさんの師匠から伝わっている精神はなるほどと思えますが、ここに言論自由を持ってきたのはいかがなものかと感じました。
ぜんじろうさんの言いたいことはわかりましたし伝わりましたので、それこそ日本の言論の自由の範囲で、これからもどんどん発言していけばよいのではないでしょうか。
ぜんじろう 言論の自由と日本の風潮に対して世間の反応は?
世間の声を拾ってみると、今回のこの発言に対しては、好意的なものはとても少なかったようです。
問題ない(笑)範囲で少し紹介してみます。
コメディアンの言論の自由は守られるのに、それを批判する人の言論の自由は制限されると言っているようで、筋が通っていないし、そもそも今批判を受けているのはネタが行きすぎてるからではないでしょう。
欧米のことを言うのなら、そっちで活動したらよいのではないでしょうか。現在の日本のあり方を否定する存在ならば、日本に居続けて欲しいとは思いません。
言わんとするところはよくわかりますが、ここは日本です。確かに昨今の日本の叩き潰し様相はおかしいし違和感もありますが、比較論で語るならもっと大々的にやったらよいと思います。それなら応援する人は多くなるでしょう。
別に言論の自由に反しておらず、それが叩かれるのは国民性の違いであって言論の自由は関係ないし、欧米の風潮も関係ないでしょう。
人を不快にさせるのではなく、お笑い芸人はお笑い芸人らしく人を笑わせて楽しくさせてもらいたい。今の日本のお笑い芸人は、人を不快にさせる人が多数いるのでそういう部類に入ってほしくないです。
#ヤフーコメントより抜粋
今回は、好意的意見が見つかりませんでした。世間の声としては、最後の2つが冷静な意見なのではないかと思います。
言論の自由を持ち出す必要ななかったのではないかということ、お笑い芸人なので楽しませてくれる話題を提供してほしいこと。
「ぜんじろう」という名前がこれらの一見で広まったわけですから、「ぜんじろうっておもしろいじゃん」って、今度は世間に言わしめてほしいと思います。
ご活躍を期待しています。