李国超 中国料理「南園」中華シェフ
1971年の京王プラザホテル開業とともにオープンしたという中国料理「南園」。そこで仕込みの下積みをし、総料理長となった李国超シェフは、黄綬褒章を受章した「中国料理の匠」です。
10月19日(土)の「ごはんジャパン」では、2017年放送回の出演に続き、腕をふるっています。そんな李国超シェフについて、経歴を中心に紹介していきます。
李国超(中国料理)のwikiプロフや経歴!南園・中華シェフの出身や年齢について!
李国超(中国料理)のwiki風プロフィール(出身・年齢etc)や経歴について
いろいろと調べたのですが、名が通ったシェフなのに、プライベートなことは特にわかりませんでした。新人の方ならそういうこともあるのですが…。
私が人物紹介をする場合、気になる(であろう)キーワードをまず選定します。ですので、早速wiki風プロフィールを作ろうと思いきや、ほぼ出来ず。(泣)
出身地や生年月日も特定できずで、ゆえに正確な年齢もわかりませんでした。それを知りたくて訪問された方は、大変申し訳ありません。
それで、わかったこととしては、料理人としての経歴の一部ですが、それを紹介していきたいと思います。
李国超シェフは、京王プラザホテル(新宿)の開業とともに入社されました。
そこの中国料理「南園」一筋で料理人としてやってこられたんですね。もう今年で48年の歳月が流れていますからベテラン中のベテランです。
正確な年齢はわかりませんが、高校を卒業して入社したと語っていますので、そうすると卒業後すぐ入社したとすると64年になりますので、そのあたりのお歳かと思います。
仕込みの下積みから始まっった「料理人」という人生。その間には、多くの名シェフたちと厨房をともにされてきたようです。
料理の鉄人の「アイアンシェフ」として、また「炎の料理人」として著名な周富徳さんもその一人。
周富徳さんは、横浜中華街出身の広東料理人ということで、「南園」に所属していたこともあったそうなんです。
李国超シェフの出身地はわかりませんでしたが、生まれ育った場所は横浜市中区でした。それゆえ、同じ職場にいた時期があるということですね。
残念ながら、5年前に周富徳さんは帰らぬ人となりましたが、李国超シェフは「公私ともにお世話になった」と語っています。
周富徳さんは憧れであり、その弟である周富輝さんとは友人だったそうです。きっと切磋琢磨する関係だったのでしょう。
ちなみに、周富徳さんの中華の伝統食材だけにこだわらずフォアグラやトリュフを使ったメニューも学ぶことが多かったそうで、現在の自身の進化にも役立っているようです。
その後、李国超シェフは1995 年に「南園」料理長に就任しています。
また2007 年には、東京都優秀技能者「東京マイスター知事賞」受賞。2011 年には、「現代の名工」受章。
そして2012 年には、中国料理「南園」の総料理長に就任しました。
2014 年に「黄綬褒章」受章。名実ともに中国料理の匠となりました。
李国超シェフは、現在でも香港から招かれた歴代料理長によって受け継がれてきた伝統の料理を伝えることを忘れません。また、中国各地に伝わる料理をもとに、新感覚の広東料理にも力を入れています。
李国超(中国料理) 青森産のニンニクとメカジキ&ヨシキリザメ
李国超さんが2017年に「ごはんジャパン」に登場したときは、「青森県十和田市のニンニク」で、スルメイカ、伊勢海老を使ってイカのニンニク炒めを料理していました。
10月19日の今回は、「宮城県気仙沼のメカジキとヨシキリザメ」で、メカジキの酢豚風と気仙沼産の海の幸をたっぷりと使った海鮮あんかけおこげを料理しました。
見ているだけで、「食べた~い!」ってなりました。そこで、最後は京王プラザホテル「南園」のメニューから6品を選べるという日にち限定のメニューを紹介しておきます。
・鶏肉の胡麻ソースかけ・チャーシュー・くらげの冷菜
・春巻・ふかひれ入り蒸し餃子・海老入り蒸し餃子・焼売
・タラバ蟹肉入りとうもろこしのスープ・鶏肉の細切りふかひれスープ
・ホタテ貝の炒め・イカと香菜のピリ辛炒め・海老のチリソース煮
・牛肉のオイスターソース炒め・酢豚・鶏肉サイの目切りとカシューナッツの炒め
・ハクレイ茸と野菜のクリーム煮・季節野菜の炒め・マーボー茄子・マーボー豆腐
・あさり入りチャーハン・牛肉細切り入り焼きそば・五目入り焼きビーフン
中華が大好きな私にとっては、どれもたまらなく食べたいですが、1つだけと言われたらビーフンが好きなので最後の五目入り焼きビーフンを選ぶと思います。
多彩なメニューが揃っていますが、そのなかでも長年のファンが必ず注文すると言われているのが、アサリの旨みたっぷりのあさり入りチャーハンだそうですよ。酢豚も南園伝統の味だそうです。
いつか「南園」には食べに行きたいと思っていますが、これを見られた方もぜひ訪れてみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。