日本料理シェフの堀内さやかさん
堀内さやかさんは、女性の和食オーナーシェフです。女性の板前、それも日本料理という高いハードルをどうやって越えたのでしょうか。
この記事では、プロフィールや経歴、お店の情報、彼女の考え方などをお伝えしていきます。
2019年11月23日の「ごはんジャパン」にも出演して、あきたこまちと秋鮭で腕をふるっている堀内さやかさんに注目です。2020年2月22日もまた出演されています。
堀内さやか(和食シェフ)のwikiプロフや経歴!店の場所や味と食べログまで!
堀内さやか(和食シェフ) プロフィール
幼いときに、祖母と台所に立ったときの心弾む気持ちが胸に蘇っていた。とはいえ、今から20年も前のこと。現実は想像以上に厳しかった。
「揚げ場は火傷することがあるからダメ」「煮方は重い物を持てないと任せられない」
女性には無理と言われ続けても決して音を上げなかった…
堀内さやかさんは、こうやって毎日「今日も一歩進もう」と目の前にあることを着実にこなしてこられたそうです。
女性が調理場に入ることがはばかられた頃に、板前を目指すことを決意したと言いますから、相当にやりたかった仕事なのでしょう。それもあってか、とても根性がすわっていました。
女性というだけで、頑張ってやってもやめてもよく思われなかった時代…
弱音を吐くと「女」を理由に嫌なことを言われるし、あきらめてもあざ笑われる時代にそれを乗り越えました。
精神的だけではなく、体力的にも辛いことはたくさんあったそうです。
負けん気とハングリー精神、そして意地を持って立ち向かったからこそ、現在の堀内さやかさんがいるんですね。
プロフィール
名前:堀内さやか
生年月日:1977年10月24日
出身:山梨県笛吹市
詳細情報は出しておられないようです。ですので、このあたりはひっそりとスルーしたほうが良いかもしれません。
1つだけ言えることを添えておくと、笛吹市は甲府盆地の東寄りに位置していて、「日本一桃源郷」を宣言している風光明媚な場所です。
堀内さやかさんは、現在の料理の中でも郷土料理が評判ですが、そんな素敵な場所で育ったゆえなのだと思います。
堀内さやか(和食シェフ)の経歴
修行時代のことです。堀内さやかさんは、ホテルから街場の和食店まで大箱と小箱、2つの異なるタイプの店で修業できたことも大きなプラスだったと振り返っています。
堀内さやかさんが切り盛りする「御料理ほりうち」は、「鳥もつ煮」、「豚の生姜焼き」が名物の一品となっていますが、これは修行によって考えを得た「自分の出したい料理を出せる楽しさを満喫する」想いから来ているようです。
そして、何と言ってもこの言葉が粋で素敵です。
「料理人になるために女性を捨てるのではなく、女性として料理人になっていく。そう思えるようになりました」
これは、かっこいいとさえ思いますね。苦労をした上で出てくる言葉には、重みと深みがあります。
この言葉を見た時に、ちょっとした身震いを感じました。
私は、「ただいまに生きる」という言葉を学んだことがありますが、一つ一つやるべきことを誠実にやり続けてきた先の言葉なんだなあと痛感したんですね。
「ただいまに生きる」は、深い言葉なので凡人の私には簡潔に説明することがちょっと困難です。気になりましたら、このままの言葉で検索してみてください。
「女性として料理人になっていく」
こう思えるようになって、堀内さやかさんの進化は加速していったのではないでしょうか。
和食を極めるためにずっと精進してこられた堀内さやかさんですが、きっと苦労話をするのは本望ではないのでしょう。修行時代のことも私生活のことも情報としては詳しいものはありませんでした。
堀内さやかさんの表情
出典:https://e3lia.com/archives/17129
この姿から感じるものは、店を切り盛りする主人として、プロの職人としての心意気が伝わってきます。
堀内さやか(和食シェフ) 店の場所や味~評価(食べログ他)
御料理ほりうち
所在地:東京都新宿区荒木町9-15 土田ビル 1F
曙橋から徒歩圏内
最寄り駅:四谷三丁目駅から264m
TEL:03-3226-2337
料理:割烹・小料理
営業時間:16:00~23:00
定休日:日曜日・祝日(ともに予約営業可)
内装:カウンター8席、個室1部屋(4席)
店員:堀内さんと女性社員1名
堀内さやかさんは、神楽坂「ざざ」さんで修行され、万全の準備の上で荒木町に「御料理ほりうち」を開店されました。
名物は「鶏のモツ煮」で、築地で厳選された鶏肉を素晴らしい技術で料理します。郷土料理として思い入れがある一品とのことです。
2回目の訪問からは、モツ煮から生姜焼きになるそうですよ。
しかし、ちょっと違和感があると思いませんか。ここは、高級料理店に値するお店なので、このメニューが名物ということに。
実は、周囲からは反対の声もあったそうですが、堀内さやかさんはその理由をこう言います。
「素朴な食材にもおいしいものがたくさんあることを知ってもらいたかったから。」
なるほど。こうやって聞いてみると、より一層食べたくなります。
「板前だからできる調理を加えることで、当たり前のように食べている食材を、当たり前じゃない感覚でいただくことを楽しんでいただけたらうれしいです。」
ますます食べたくなりました。(笑)
最近では、「映え」る食べ物が流行りですが、堀内さやかさんはそんなことは百も承知。
地味に見えるけれど、目の前にいる人が感動してくれるものをつくることや、来店してくれた人の言葉でみんなに伝わることを本望としています。素晴らしい!
食べログでの評価を見てみましょう。
・料理には美味しさと温かさを感じられる。
・毎週食したくなる、温かい日本料理。
・1万円の料理を頼んですべて美味しかった。
サービスもいい感じ。・早くも2度目の訪問。上品な料理の数々で
日本酒に合うものになっているのはさすが。
日を追うごとに安定してきている印象。・上質な素材、丁寧な仕事、あとから来る満足感
・一品一品が美味しい、それでいてコースになっている料理
上々の評価ですね。これからも、美味しい料理を振る舞っていってほしいと思います。
堀内さやかさんの紹介でした。なお、堀内さやかさんの画像引用以外は、御料理ほりうちさんの料理画像ではありませんので、お断りしておきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。