小宮山誠の経歴や経営手腕 喫茶店倒産の嵐に増収の理由!
こんにちは、そよかぜです。
小宮山誠さんは、銀座ルノアールの代表取締役社長です。令和に入って喫茶店(カフェ)の倒産が加速している中、増収を続けています。
2019年10月10日(木)のカンブリア宮殿にも出演。そのキーは「ホスピタリティ」だそうです。
厳しい業界の中で、時代に合ったサービスを展開し、維持するのではなく増収に結びつける小宮山誠さんの経営手腕は、紹介したい方として浮上。
経歴や人となりも含めて、早速お伝えしていきたいと思います。
小宮山誠のwikiプロフや経歴と年収や学歴!喫茶店倒産の中で増収の経営手腕とは?
小宮山誠のプロフィール 経歴や学歴について
【小宮山誠さんのプロフィール】
生年月日:1974年7月2日(45歳)
出身地:東京
座右の銘:至誠通天
【株式会社銀座ルノアールの概要】
本社所在地:東京都中野区中央4丁目60番3号 銀座ルノアールビル
設立:1964年
従業員数:237人
事業内容:「喫茶室ルノアール」「NEW YORKER’S Cafe」などの飲食店の経営、フランチャイズチェーン店の経営及び技術指導、前各号に付帯する一切の業務
小宮山誠さんは、銀座ルノアールの3代目社長です。しかし、最初から跡取りになると決めていたわけではありませんでした。
小さい頃からの夢は、プロサッカー選手になることで、出身高校である國學院久我山高校でもサッカー部で頑張っていました。
その後は、國學院大學経済学部に進学しています。同じ大学と学部出身にタリーズコーヒージャパンの岩古良春社長もいるのですが、その影響を受けているかは定かではありませんが、同業種ゆえに少し気になるところです。
プロサッカーの夢は実現しませんでしたが、小宮山誠さんはわりと若い時期から父(2代目)に社長業を継承することを訴えていたそうです。
それには理由がありました。小宮山誠さんの友人で父の後を継いだ方が、非常に急な継承だったために社内が混乱して経営が不安定になったからなんだそうです。
大塚家具の親子問題も大きな話題となりましたから、形違っても影響があったかも知れませんね。
そんな姿を見た小宮山誠さんですが、もともと継承する気はあったようです。それは、大学卒業後の流れを見てもわかります。
まず、1997年にレストラン事業を手がける株式会社ジョナサンに入社しました。継承する前の修行の1つと考えたのでしょう。
そして1年3ヶ月を経た後、1998年に銀座ルノアールに入社。それから16年の年月を経て、2014年に3代目社長に就任しています。
社長就任までの期間は、様々な事業に挑戦されてきたようです。
小宮山誠の年収や増収の経営手腕について
喫茶店業界は今や存続が危ぶまれる大変な状況になっています。詳細はこちらの記事で確認してみてください。
生き残りが厳しい中、9年連続の増収を続けている経営手腕は、高く評価されるものですが、いかにしてそれを成し遂げているのでしょうか。
基本的なルノアールのイメージは「おじさん喫茶・サラリーマン喫茶」と呼ばれるような、若い世代には認知度が低い喫茶店です。
小宮山誠さんは、これを新スタイルの店舗展開で、ニーズの多様化に応えるために「快適空間提供」に励んでこられました。
ニューヨーカーズカフェをオープンしたこともその一環であり、人気を博しています。
また、小宮山誠さんは社長という立場であっても、技術や経験が上の人には謙虚に学ぶ姿勢を心がけていると言います。
社長になる前からもそういう姿勢で臨んでこられた小宮山誠さんは、ニューヨーカーズカフェのスーパーバイザーも担当して、人気を博す原動力になってきたんですね。
経営手法としては、創業からの「都会のオアシス」としての喫茶店の在り方はぶれずに維持しています。温かいお茶のサービスで独自の「おもてなしの心」を体現する姿勢は、継承しているのですね。
喫茶店としての「おもてなし」の形はまだまだこれからだという小宮山誠さんは、時代のニーズを考えつつ、それに伴って形は違っても根底に流れるものは普遍でぶれないように経営するという考えなのでしょう。
「お客様に呼ばれる前に雰囲気や目線などで先に読み取って、気配り目配りができること」
これが、小宮山誠さんのこだわりです。「お客さんに呼ばれたら負け」という思いでやっているそうです。社員にはこの考えが浸透しているのでしょうね。
こういった姿勢が、お客さんに伝わって「居心地のいい」空間づくりができているのではないでしょうか。
こうした「ホスピタリティ」という根底がブレない経営が、スターバックスを始めとする黒船系のカフェとかドトールに代表されるような低価格セルフサービス型とは一線を画すものになっているわけですね。
小宮山誠 銀座ルノアールのゆくえについて
これから先も、この基本姿勢は変わらず経営されていくことでしょう。もちろん時代のニーズは敏感に察知しつつ。
喫茶店やカフェは、様々な形が生まれてきました。銀座ルノアールはカフェとは違い、喫茶店という括りになると思いますが、この「喫茶店」という形態が実は生き残れる要因なのかも知れません。
ここからは、流れを見てきて感じた意見になりますのでご了承の程を。
カフェに比べて、喫茶店はコーヒーの淹れ方や豆などにマスターのこだわりを感じられる、個人経営の小さい店が多いイメージです。それゆえに、少しだけ敷居の高いお店としての立ち位置ではないかと思います。
同じ喫茶店でも、銀座ルノアールは喫茶の持つ良いところは全て持っていて、高級感はあるのに入店しやすくて一流のサービスも受けられるところが、差別化されていてファンも定着しているのではないかと想像します。
それを確立しているゆえに、ホスピタリティを追求したぶれなき経営ができれば、ずっと存続していく喫茶店として「見本」となっていくことでしょう。
また、街に出れば必ず喫茶店があった時代を過ごした私としては、今後も喫茶店の良きリーダーとして引っ張っていってもらいたいという思いもあります。
今後の小宮山誠さんの手腕と銀座ルノアールの発展を期待して終わりとします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。