伊藤果 3手詰めがなぜ?藤井聡太は見た瞬間!スポーツ報知「将棋」

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伊藤果八段 3手詰め問題集

 

好評企画として、伊藤果八段の問題集が出されました。

 

しかし、いったい話題になりつつあるのはなぜ?

 

伊藤果八段は、何と1977年からスポーツ報知における詰将棋の連載を担当しているかたです。

 

私は子供の頃、塚田正夫さんの詰将棋から始まって、いろいろなプロが出している詰将棋を説いてきたので、伊藤果八段の詰将棋ももちろん解きました。

 

その詰将棋の専門家でもある伊藤果八段が、新刊「3手詰修了検定」を出しました。

 

3手詰めって、将棋がある程度わかる方はちょうど楽しめるんですね。

 

そんな内容なので、「藤井君聡太七段なら合計15秒で解く10問」と言う伊藤果八段。

 

私(一応アマ五段)なら、10問解くのに5分から10分くらいかかると思います。

 

3手詰は相手の応手が1手入るため、入門としては最適だと思います。将棋の醍醐味である「玉を詰ます」最後の最後の3手なので、これが解けてくると一気に将棋に傾注する人が多くなるというものです。

 

「3手詰修了検定」は、新作が180問あるそうです。詰将棋が好きな方はサッと解ける3手詰めですが、「されど3手詰め」であるはず。

 

私がそうなので、そうであるはずって思うのですが、頭のトレーニング程度に解きたくなるんですね。

 

テレビでたくさん放映されているクイズ番組よりは、間違いなく頭を使うと思います。

 

伊藤果八段のような詰将棋作家は、その作品の中に感動を与える手を潜めているんです。それに触れたときは、説いている側としては「やるな!」って思うんですね。(笑)

 

こんな醍醐味を味わいながら次の問題、次の問題と進んでいくのですが、それはさながら子供のゲーム攻略の状況と同じなんだなって改めて思いました。

 

いい大人が、ワクワクしながら時を忘れて没頭する。

 

これが、詰将棋の魅力なんです。

 

 

ここでその問題を掲載したいところですが、それはできませんので、ムズムズする方(笑)は、ここに訪れてみてください。

 

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191119-11190305-sph-ent

 

詰将棋は、江戸時代から楽しまれてきたもので、日本人にはとても合うものだと思います。私も、詰将棋の魅力にハマってきたものとして、再ブームになってくれると嬉しいと思っています。

 

先程、10分以内くらいで解けることを書きましたが、たまに3手でもハマることがあるんです。早ければ1問10秒あれば解けますが、ハマると3分くらいかかることがたま~にあるんですね。

 

「え?、ほんと解けるの」って思う時があるってことですが、こういう問題を解決したときは、以下のどちらかの思いになります。

 

「何でこんな手が出てこなかったんだろう」

「これはうまく作ってるなあ」

 

前者の方は、自分を責めて情けないという気持ち。後者は、作者のにくい工夫に賞賛する気持ちです。

 

前者は、自虐的になるのですが、後者は気持ちよくなります。これって、解いた者にすれば雲泥の差なんです。

 

でもまたこれが魅力なんですよね~(笑)

 

ちなみに、現在詰将棋日本一は誰だかご存知ですか?

 

こんな質問をするくらいですからわかりますよね。

 

そう、藤井聡太プロです。現役第一線で活躍するプロで、詰将棋も日本一ってすごいんですよ。将棋わかる方ならうなずいてもらえるんですが、そうでない人に説明するとなると、ちと難しいかも。

 

さて、伊藤果八段の話しに戻ります。

 

詰将棋は、15歳のときから作り出したそうです。現在69歳になられるので、実に半世紀以上に渡って創作を続けてきているんですね。

 

これはもうすごい人生と言っていいでしょう。好きな世界ゆえにできたこととも言えますが、物凄いことだと思います。

 

伊藤果八段は、時が経つのが早過ぎて面食らっているそうですよ。ちょっと、伊藤果八段の他の言葉を拾ってみましょう。

 

「詰将棋は王手の連続で、玉を詰ますだけのものです。玉が最後は必ず詰むという必然の中に、創作には無限の世界を探し求める悦びがあります。光は盤上の中に潜んでいて、その光を僅かでも見た者はもう後戻りができない、魔力に取り憑かれてしまうのです。」

 

「実際に作ると、解く以上に難しかったり苦しかったりする。」

 

「アマチュアのみなさんも詰将棋を解くときに、その向こうの作り手のことに思いを馳せてもらえたらうれしいですね。」

 

う~ん、もう完全に「ザ・ツメショウギ」ですね。(笑)

 

これからも、素晴らしい作品を残していってほしいと思います。私も、もうちょっと歳をとったら、将棋に没頭する時間を改めて作っていきたいと思っています。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。