渋野日向子選手!
こんにちは、kazeです。
渋野日向子選手、全英女子オープン優勝おめでとうございます。
何度も夜中に叫んでいまいました。本当に凄い!!!!!
ずう~っと、ゴルフを見てきた身としては、メッチャクチャ嬉しいです。嬉しすぎます!ものすごい快挙です!!これは凄すぎる。
すみません、興奮しすぎておかしくなっています。許してください。(笑)
記事に戻ります。以後、姓の正しい表記は「澁野」ですが、「渋野」で書いていきます。
女子プロゴルファーは、若手の台頭が著しいですが、最近は可愛い選手も多くて人気ですね。そんな中、全英女子オープンゴルフで一躍脚光を浴びることになった渋野日向子選手について、どうしても紹介したくって記事にしました。
人気が沸騰してから「シブコ」とか「スマイルシンデレラ」とか呼ばれていますが、個人的には「ヒナちゃん」とか「スマヒナ」なんかがいいと思っています。
私は、ゴルフについてはちょっと詳しいので、少し独断が入る余地もありますが(笑)、これから本当に期待される渋野日向子選手について書いていきます。
渋野日向子の実力と人気の秘密!アスリートとコーチと度胸そして天性の笑顔に迫る!
渋野日向子 実力と人気の秘密
渋野日向子選手は、岡山県岡山市出身で1998年11月15日生まれの20歳です。3姉妹の2番目で、身長は165cm、体重は62kgです。
その魅力は、誰から見ても「笑顔」ですね。そしてその「性格の素晴らしさ」。全英女子オープンで、ラウンド中にも関わらず子供にサインしたり、グローブをあげたりする姿は感動しました。
あの姿は、「プロフェッショナルとはこういうものだ」ということを示したシーンとも言え、日本人としても誇らしく、一気にファンが増えました(もちろん、私もです)。
ピンをデッドに攻め、バーディを重ねる実力。それを裏付けるスイングの秀逸さ(これ、あとでたっぷり書きます)、思いを貫く純粋な姿勢。
笑顔や優しさでみんなを虜にし、選手としての真摯な姿勢で魅了する。なかなかこんな選手はお目にかかれません。もうみんな一気にファンになってしまいますよね。
インタビューにおける天真爛漫さが垣間見えるところや、裏のない受け答えや笑いを誘う内容もさらに魅力的。記者や取り巻きもみんな好きになってしまうキャラクターです。
もう、女子ゴルフ界にはなくてはならない中心的存在になりつつあります。私はもう、彼女なしには日本の女子ゴルフ界は語れないと思っています。だって、スイングも一流ですからね。
ということで、次はその資質を見ていきます。
渋野日向子 アスリートとしての資質
両親ともに、陸上競技の投擲の選手だった渋野日向子選手。父は円盤投げで国体2位になった方、母はやり投げの選手で高校総体出場した方です。そんな血筋の渋野日向子選手ですから、運動神経が抜群なのは当然とも言えます。
そんな渋野日向子選手は、小学校2年でゴルフを始めていて、他にもソフトボールもやっていました。
全英女子オープンのインタビューで、東京オリンピックのソフトボールのチケットがないことを言っていましたが、自身がやっていたからなんですね。自分で出場してソフトボールの選手に直接会うって言っていましたから、実現してほしいです!
その一端がわかる動画です。
この動画の中で、ゴルフにも好影響を及ぼしたことを語っています。ピッチャーやっていて上野由岐子さんに憧れていたんですね。
ゴルフでもソフトボールでも頭角を表してきていた渋野日向子選手は、特に球技は何をやっても得意だったと思います。たぶん、どの競技に進んでも結果を残せる資質を備えていたことがうかがえます。
しかし、高校卒業後の2017年のゴルフのプロテストは、ファイナルに進めませんでした。プロテストは、翌年2018年に2回めで合格していますので、決して順風満帆ではなかったのですね。
ちなみに、中学校時代に唯一の女子選手として軟式野球部に入っていた渋野日向子選手は、ゴルフとソフトボールの選択にあたって、その野球部監督から「ゴルフ一本の方が良い」という助言があったと言いますから面白いですね。
そのころ、地元岡山県の「ジュニアゴルフ選手権競技」における中学生女子の部で優勝をしていますので、ゴルファーとしての資質を監督が見抜いたからだと思います。ちなみに、その競技は、中学3年間連覇という快挙を達成しています。
2014年に岡山県作陽高等学校へ進学後も、「中国女子アマチュア選手権」、「全国高等学校ゴルフ選手権大会」女子団体戦などで優勝を果たしています。
女子プロゴルファーになってからは、2019年5月に「ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ」で初優勝(大会史上最年少)を果たし、新設された「資生堂 アネッサ レディスオープン」で初代女王となってツアー2勝目をあげています。
「全英女子オープン」出場まではあっという間で、海外出場もなかったのですからとんでもない快挙を成し遂げているのです。
3日目の単独トップに立った快進撃です。
ソフトボールで鍛えた体や両親からのDNAに加えて、かなりのスタミナもありますから、ゴルフに必要な武器をたくさん兼ね備えている渋野日向子選手なのです。
渋野日向子 コーチの存在と備わっている度胸と性格
性格の一端は、ゴルフのバウンスバック率にも現れています。
バウンスバックとは、ボギーかそれより悪いスコアとしたホールの次のホールで、バーディかそれよりいいスコアを獲得することを言います。
全英女子オープンでも、思いっきりそれが出ていましたが、その直前までの日本の前半戦のバウンスバック率は、25.3968%で堂々の1位です。
本人曰く、「カーッとなった気持ちを力に変えてドーンと攻めていくから」なのだそうですが、勝ち気な性格なのですね。
「失敗は気にしないように、とはいえ冷静に考えて、なおかつ攻めていきます」と語る渋野日向子さん。
全英女子オープンでもよく言っていましたが、基本は積極的な攻めのゴルフです。このメンタは、まさにプロ向きです。そして、ハキハキとした明るい性格なのは見たまんまです。
度胸もあるけど、そうせざるを得ないもともと持っている性格がそうさせていると言うのが正しいのではないかと思います。それが傍から見たら「度胸がある」って見えるんだと思います。
そして、欠かせないコーチの存在について。
世界のトッププロと呼ばれる人たちも、今はほとんど専属のコーチを付けています。松山英樹選手はそうしないので、成績が出ないと「コーチを付けたほうがいい」などと言われていますが、これについては言及は避けます。
ただ、ゴルフってミスのスポーツですが、そういう類のものは自分だけだと狂いが生じるのは確かです。そして、精神的な支えにもなってくれる存在は大切だと言えるでしょう。
テニスの大坂なおみ選手がいい例ですね。
渋野日向子選手は、昨年10月からツアープロコーチの青木翔氏から指導を受けています。それにより、
「取り組み方が変わりました。コーチはすごくはっきり言ってくれる。“今までとは違う人だ”と思った」
と、成長させてくれた青木翔氏のことを語っています。
信頼おけるコーチがキャディを努めてくれることは、相当大きな支えになると思います。今回の全英女子オープンの活躍の何割かは、間違いなくコーチの存在だと思っています。
渋野日向子 今後の展望
将来の女子ゴルフ界を背負っていく存在であることは間違いないと思いますが、そんな本人はそんなに目立ちたくない面もあるようです。でも、成績が伴って人を引きつける魅了を持っていますから、これからはめっちゃ目立つ存在になりますね。
ゴルフのスイングで見てみましょう。素人なりにちょっと語ってしまいますが、ご容赦の程を。
切り返しからインパクトまでは、最近主流の形になっています。インパクトはアドレスの再現なんて言われていた時代もありましたが、今は全く違いますね。
それを変えたのは、ダスティン・ジョンソン選手が世界ランキング1位になってからだと思います。左手が掌屈(手のひら側に手首が折れる)したままインパクトを迎えています。
渋野日向子選手は、その形にそっくりなんです。これはコーチのおかげなんだと思うのですが、そこには本人のセンスがないと無理ですから、やっぱり渋野日向子選手が凄いんです。
これは、早い段階からインパクトの形を作って余分な動きを廃することで方向性を安定させることと、ハンドファーストで分厚いインパクトゾーンにすることができる打ち方です。
日本の選手でここまでできる女子選手っていないのではないでしょうか。だから、フィニッシュまで淀みなく振り切れるんですね。
もう一つ大きな特徴があります。それは、アドレス時の左腕です。両腕の肘が正面を向いています。これって猿腕っていうと思いますが、これはやろうと思ってしたのではなく、構えると自然にそうなるんだと思います。
宮里藍選手とか有名な選手にもそういう人がいて、ゴルフには向いていると思います。個人的には、先程の左手の掌屈をしたときに、左手の甲側が地面を向きやすくなるので、シャットフェースにしやすいと思います。
もともとインサイドアウトスイングっぽい要素を持っていると思いますが、ダウンスイングの初期に右サイドが少し前に出る動きが入っています。これら全部が、フェースのかえり過ぎを抑えるためにできてきたスイングのように見えます。
全くの憶測ですが、ちょっとチーピンとかがたまに出るスイングなので、そのあたりで帳尻合わせができているのではないかと。ゴルフって、フックの要素とスライスの要素がうまくミックスして真っ直ぐ飛ぶものですからね。
あとは、ワイドスタンスが特徴ですね。石川遼選手も一時期ワイドにしていて調子が良くなくなったと思いますが、これって若いときだけの特権な気もします。
今は体も柔らかいし問題ないですが、20代後半くらいからは自然にもう少しスタンス幅は狭めていくようになると思います。
スイングを見てきましたが、結局「パット・イズ・マネー」と言われる通り、パットが上手くなければ一流にはなれないのがプロの世界です。渋野日向子選手は、パッティングも秀逸だと思います。
パッティング後方からラインに対して横向きになって素振りをするルーティンは特徴的で、その後アドレスに入るときに素振りはせずにパターをセットしています。
これは、体にラインとタッチを記憶させて自分の中でイメージを完成させてから打っているのだと思います。パターは決めたら迷いなくストロークすることは大切な要素ですので、このルーティンはとてもいいと思います。
そして、タッチを出す感性も優れているので、パットはかなりレベルが高いと感じています。
技術的にはこれくらいにしておかないと、突っ込まれそうなのでこのあたりで終わりにします。(笑)渋野日向子選手は世界的なプレーヤーになると思いますので、今後取り上げさせていただく機会もあると思います。
ゴルフに関しては、私はけっこううるさいんです。(笑)こんな記事も書いてますので、よかったら立ち寄って見てください。
最後にもう一度!
渋野日向子選手、全英女子オープン優勝おめでとうございました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。これからも応援させていただきます。
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