ラグビー選手の年収ランキングとお金事情!意外な結果とプロ化年俸について

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ラグビー選手の年収・年俸ランキング!

こんにちは、kazeです。

2019年ラグビー・ワールドカップは、日本ラグビーの飛躍した成長を世界に見せつけて、「ブレイブブロッサムズ」は散りました。

 

終わってから考えることの一つは、こんなに選手が頑張ったんだから、他のスポーツと同様にお金がいっぱい貰えるのかなということです。

 

たくさんもらえるならいいのですが、そうでもない現状があるので、そういった内容と世界の年収ランキングなどを紹介していきたいと思います。

 

 

ラグビー選手の年収ランキングとお金事情!意外な結果とプロ化年俸について

 

 

ラグビー選手 年収ランキングの意外な結果

 

 

7月2日になりますが、ウェールズの「ウェールズ・オンライン」で公開された高額年収ランキングが以下になります。

 

1.ダン・カーター(元ニュージーランド代表SO)1億4850万円

1.マット・ギタウ(元豪州代表SO)1億4850万円

3.チャールズ・ピウタウ(元ニュージーランド代表WTB)1億3500万円

4.マロ・イトジェ(イングランド代表LO)1億125万円

(2019WC出場)

4.オーウェン・ファレル(イングランド代表SO)1億125万円

(2019WC出場)

6.アーロン・クルーデン(元ニュージーランド代表SO)9180万円

7.五郎丸歩(元日本代表FB)8775万円

7.スティーブン・ラウラタ(元ニュージーランド代表NO.8)8775万円

9.ダン・ビガー(ウェールズ代表SO)8100万円

(2019WC出場)

10.ジョナサン・セクストン(アイルランド代表SO)7236万円

(2019WC出場)

14.キアラン・リード(ニュージーランド代表主将、NO8)7006万円

(2019WC出場)

14.ボーデン・バレット(ニュージーランド代表FB)7006万円

(2019WC出場)

 

どうでしょうか。かなり意外だと感じませんか。日本では、2019年のワールドカップ出場選手よりも前回大会で大活躍の五郎丸歩選手が最も稼いでいるんですね。

 

これは、納得でもあり意外でもあるのではないでしょうか。

 

さすがにニュージーランドの選手が多くランクインしていますが、2019年のワールドカップ出場選手では、ボーデンバレット選手が最も稼いでいるのかなと思っていたので、このあたりも意外な気がします。

 

また、全体的に元代表のほうが稼いでいるようです。このあたりも理由ははっきりとはわかりません。

 

しかし何より意外なのは、1位のダン・カーター選手でも1億半ばくらいであることです。日本なら凄いと思いますが、世界で見ると他のスポーツと比べて少ないなと思います。

 

まあ、アメリカのスポーツが異常と考えたほうがいいですね。サッカーもそうですが、年収・年俸が高騰しすぎて麻痺している状態だと思います。

 

そういう見方が正常だという世間の声も多く、そういう意味ではラグビーが正常であるとも言えます。

 

1試合だけで見れば、ボクシングの世界戦ではファイトマネーが100億を越えますが、これは「死」もありうるスポーツとして考えると、ちょっと別物と考えなければならないでしょう。

 

ただ、見合わない年収・年俸の選手はけっこう見当たります。こういう現状を見ると、今回の「ブレイブブロッサムズ」の選手たちには、せめて報奨金くらいは破格に出してもらいたいたいと思ってしまいます。

 

 

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ラグビー選手 お金事情

 

 

日本のラグビー界では、南アフリカ代表に勝った、あの2015年のワールドカップ前まで、代表選手は日当がわずか2,000~3,000円だったそうです。そのため、1,000円の幅での金額の変更でも一喜一憂していたと言います。

前回大会のHCであるエディ・ジョーンズさんからは、選手の体重を平均で1㎏以上増やしたいので、食事改善のために選手たちから1,000円もらえないかという提案まであったそうです。

 

こういう話を聞くと、本当に大変だったことがよくわかりますね。

飛行機もずっとエコノミー、ケガの補償もセカンドオピニオンは管轄外。

 

この頃に海外からのプロ経験者は、その待遇に唖然としたようです。最終的には、待遇改善されなければワールドカップには出ないという、ボイコット騒動までになったようです。

ではこうした経緯の中、2015年のワールドカップで南アフリカに勝ったときの勝利ボーナスはいくらだったでしょうか。

 

 

はい、答えは最大で30万円だったそうです。最大で受け取れた選手はフル出場した人です。そう、ボーナスは出場時間に比例して出されたようです。控え選手はどうだったのか気になるところです。

 

この大会は決勝トーナメント進出は逃したものの3勝をあげたことを評価されて、1人あたり100万円の報奨金が支払われたそうです。これは本当に良かったと思いますが、その日はらい先は日本ラグビー協会ではなく、スポンサーの大正製薬でした。

 

う~ん、何なんでしょう。これだけまだまだ日本はラグビーが体制も選手層も発展途上なんですね。この後発展していけば嬉しいですが、それすらも多くの人の意識改革と協力が必要になりそうです。

さて、その後ですが、サンウルブズが結成されてからは、日当が1万円に上がったようです。以前からの選手はさぞかし嬉しかったことでしょう。また、移動便もビジネスクラスになったようです。

 

かなり改善されてきたんですね。今回の2019年ワールドカップでは、ベスト8進出の勝利ボーナスが100万円だったそうです。

 

サッカーと比べるとまだまだの部分がありますが、「Jリーグ」が発足した当初は、野球と比べると待遇が低いなと思っていましたので、ラグビーもこれからだと期待したいと思います。

 

 

ラグビー選手 プロ化と年俸について

 

 

日本ラグビー協会の清宮克幸副会長によると、2021年秋をメドにプロリーグを発足させる構想があるようですね。

 

W杯開催地の国内12都市を本拠地とした、地域密着型のリーグをつくる。

 

こちらは「ローカル」発想です。そして、

 

国際的なリーグを設計する。

 

こちらは「グローバル」発想です。

 

この2つの構想は、実現が難しい側面も多々あります。「五郎丸人気」が一過性に終わってしまった失敗や、他のスポーツでも「なでしこジャパン」のような例もあります。

 

ここが踏ん張りどころと考えて、よく方向へ推進していけるよう、祈るばかりです。こういった構想が現実化して、「Jリーグ」のような組織が出来上がってくれば、選手の年俸も同じような水準になっていくことでしょう。

 

 

最後に…

 

筆者は、かなり以前からラグビーは見てきましたが、熱心なファンではありませんでした。しかし、前回大会の奇跡と、今回のワールドカップを見て、国民全体と同じように熱量が上がっている状態です。

 

あちこちで語られているように、ラグビーは間違いなく面白い!ですから、今の熱量を100とすると、常時40くらいの熱量が維持できるようになって、人気スポーツの1つに挙げられるようになっていってほしいと願っています。

 

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。