サッカーのアルゼンチン出身FWエミリアーノ・サラ(Emiliano Sala)選手(28)が、消息不明になっています。
この記事は、サラ選手を乗せた小型機の事故について、現在入っている情報をまとめます。
サラ選手 小型機事故
ナントからイングランド「プレミアリーグ」カーディフ・シティに移籍したアルゼンチン人FWエミリアーノ・サラ選手を乗せた小型飛行機が消息を断ってから日が流れています。関係者は絶望的な状況に悲痛な思いが募っています。
[動画での様子]
出典:AFP BB NEWSより
サラ選手 消息不明-機体から1人の姿確認
捜索は3日間に渡って行われましたが見つからず、一旦打ち切られました。その後、小型飛行機のシートの一部が沿岸に漂着したことから、範囲を絞って捜索を再開していました。その結果、海中に沈んだ機体を発見。その中に人1人の姿を確認したということです。
自己調査当局はサラ選手やパイロットの家族と相談して、警察とも協議して機体を引き上げるかなど、今後の対応を決めるとしています。
2月4日までの経緯
サラ選手を乗せた小型飛行機が消息不明となった事故で、2月3日に機体の残骸が発見されことが明らかなりました。サラ選手の生存の可能性は、この時点で「極端に低い」とされています。サラ選手の父親は、この報道に「信じられない。悪夢だ」と語っています。
アルゼンチンメディアが音声メッセージを公開しており、サラ選手の「壊れそうな飛行機に乗っている、カーディフ(Cardiff)に向かっている」、「1時間半たっても僕から何も連絡がなかったら、捜索で人が派遣されるかもしれない。お父さん、すごく怖いよ」という声が録音されていました。
30日に行われたナント対サンテティエンヌの一戦で、搭乗した飛行機が消息を絶ったエミリアーノ・サラへのセレモニーが行われています。
[動画での様子]
出典:AFP BB NEWSより
センターサークルはサラ選手の顔が映し出されたシートで覆われました。ナントの選手たちはサラの名前とともに“animo Emi”と綴られたユニフォームを纏ってピッチに登場。サンテティエンヌの選手たちも“Pray for Sala”と書かれたTシャツを着用して、ウォーミングアップに臨んでいました。
ナントを指揮するハリルホジッチ監督(元日本代表監督)も目に涙を浮かべて、次のように語っています。
[動画での様子]
出典:AFP BB NEWSより
「そのことについては話したくない。多くのことが起こった。当然ながら多くの感情が入り混じっている。悪夢の中にいる気分だ。こんなことが起こるなど想像もできない。我々はこの悲しみと苦痛よりも強くならないといけない」
「ファンは我々が勝つことを期待している。もちろん様々な感情があるだろう。感情が爆発しそうで不安なこの状況はとても残酷だ。小さなことが大事になり得る。我々は選手たちが感情とスポーツ精神を保てるように準備している」
今後が心配されますが、選手として全盛期に当たる年齢での事故は、サッカー界にとっても損失であり、有望だったサラ選手が残念でなりません。今後の経緯を見守りたいと思います。