タイガー・ウッズ最新
タイガー・ウッズ選手の2019年マスターズ優勝を祝し、この記事では、タイガー・ウッズ選手の全成績(4大メジャー含む)、世界ランキングの変遷、最新スイングと旧スイングの比較動画を紹介します。
タイガー・ウッズ最新 全成績 スイング 世界ランク
タイガー・ウッズ選手のスイングは、世界中で最も参考にされてきています。歴史上では、ベンホーガンのスイングもそうですが、現役では圧倒的です。若い時とはスイングは変わっていますが、それでもやはり世界最高のスイングであることに異論はないでしょう。
※最後に、動画があります。
タイガー・ウッズ 全成績
タイガー・ウッズ選手の成績の前に、まずはプロフィールから。
タイガー・ウッズ
国籍:アメリカ合衆国
出身地:カリフォルニア州
生年月日:1975年12月30日
身長:185cm
体重:84kg
出身校:スタンフォード大学
プロ転向:1996年
タイガー・ウッズが学生時代、とんでもない選手が登場したとして、当時はものすごい話題でした。タイガーがプロ転向してからは、ゴルフ界の中心はずっとタイガー・ウッズでした。
全ての記録を持つと言ってもいいジャック・ニクラウスが、その当時からこれからの時代を築く存在、そして自分の記録を塗り替えうる存在と言わしめた選手です。
当時の活躍を知る人は、異次元の強さを目の当たりにして、どうやってもタイガーを超える存在などありえないと感じていました。
では、タイガー・ウッズ選手の全成績を見ていきましょう。
■4大メジャー
開催年 |
マスターズ |
全米オープン |
全英オープン |
全米プロ |
優勝 | 5回 | 3回 | 3回 | 4回 |
2019 | 優勝 | |||
2018 | 32位タイ | CUT | 6位タイ | 単独2位 |
2017 | リハビリ欠場 | リハビリ欠場 | リハビリ欠場 | リハビリ欠場 |
2016 | リハビリ欠場 | リハビリ欠場 | リハビリ欠場 | リハビリ欠場 |
2015 | 19位タイ | CUT | CUT | CUT |
2014 | リハビリ欠場 | リハビリ欠場 | 69位タイ | CUT |
2013 | 4位タイ | 32位タイ | 6位タイ | 40位タイ |
2012 | 40位タイ | 21位タイ | 3位タイ | 11位タイ |
2011 | 4位タイ | 欠場 | 欠場 | CUT |
2010 | 4位タイ | 4位タイ | 23位タイ | 28位タイ |
2009 | 6位タイ | 6位タイ | CUT | 単独2位 |
2008 | 2位 | 優勝 | リハビリ欠場 | リハビリ欠場 |
2007 | 2位タイ | 2位タイ | 14位タイ | 優勝 |
2006 | 3位タイ | CUT | 優勝 | 優勝 |
2005 | 優勝 | 2位 | 優勝 | 4位タイ |
2004 | 22位タイ | 17位タイ | 9位タイ | 24位タイ |
2003 | 15位タイ | 20位タイ | 4位タイ | 39位タイ |
2002 | 優勝 | 優勝 | 28位タイ | 2位タイ |
2001 | 優勝 | 12位タイ | 25位タイ | 29位タイ |
2000 | 5位タイ | 優勝 | 優勝 | 優勝 |
1999 | 18位タイ | 3位タイ | 7位タイ | 優勝 |
1998 | 8位タイ | 18位タイ | 3位タイ | 10位タイ |
1997 | 優勝 | 19位タイ | 24位タイ | 29位タイ |
アマ | 予選落ち | 82位タイ | 22位タイ | アマチュア |
41位タイ | 棄権 | 68位タイ | アマチュア |
2008年の全米オープン優勝から2019年のマスターズ優勝まで、4大メジャーの優勝は11年近くもなかったわけです。リハビリ欠場や予選落ちをしながらも見事復活しました。
4大メジャーの優勝回数15回は、ジャック・ニクラウスの18回に次ぐ偉大な記録です。
年度別成績
2019年
大会名 順位 通算 マスターズ 1 -13 ザ・プレーヤーズ選手権 30T -6 WGC-メキシコ選手権 10T -8 ジェネシスオープン 15T -6 ファーマーズインシュランスオープン 20T -10 ヒーロー・ワールドチャレンジ 17 -1 |
2018年
大会名 順位 通算 ツアー選手権 1 -11 BMW選手権 6T -17 デル・テクノロジーズ選手権 24T -7 ザ・ノーザントラスト 40T -4 全米プロゴルフ選手権 2 -14 WGC-ブリヂストンインビテーショナル 31T E 全英オープン 6T -5 クイッケン・ローンズ・ナショナル 4T -11 全米オープン カット 10 ザ・メモリアルトーナメント 23T -9 ザ・プレーヤーズ選手権 11T -11 ウェルズファーゴ選手権 55T 2 マスターズ 32T 1 アーノルド・パーマー招待 5T -10 バルスパー選手権 2T -9 ザ・ホンダクラシック 12 E ジェネシスオープン カット 6 ファーマーズインシュランスオープン 23T -3 ヒーロー・ワールドチャレンジ 9T -8 |
2017年
大会名 順位 通算 ファーマーズインシュランスオープン カット 4 ヒーローワールドチャレンジ 15 -4 |
2016年 出場なし
2015年
大会名 順位 通算 ウィンダム選手権 10T -13 全米プロゴルフ選手権 カット 4 クイッケンローンズナショナル 18T -8 全英オープン カット 7 ザ・グリーンブライアークラシック 32T -7 全米オープン カット 16 ザ・メモリアルトーナメント 71 14 ザ・プレーヤーズ選手権 69T 3 マスターズ 17T -5 ファーマーズインシュランスオープン 棄権 – ウェイストマネージメントフェニックスオープン カット – ヒーロー ワールドチャレンジ 17T E |
2014年
大会名 順位 通算 全米プロゴルフ選手権 カット 6 WGC-ブリヂストンインビテーショナル 棄権 – 全英オープン 69 6 クイッケンローンズナショナル カット – WGC-キャデラック選手権 25T 5 ザ・ホンダクラシック 棄権 – オメガドバイデザートクラシック 41T -6 ファーマーズインシュランスオープン カット – |
2013年
大会名 順位 通算 トルコオープン 3T -20 ツアー選手権~プレーオフ最終戦~ 22T E BMW選手権~プレーオフ第3戦~ 11T -9 ドイツ銀行選手権~プレーオフ第2戦~ 65T -4 ザ・バークレイズ~プレーオフ第1戦~ 2T -10 全米プロゴルフ選手権 40T 4 WGC-ブリヂストンインビテーショナル 1 -15 全英オープン 6T 2 全米オープン 32T 13 ザ・メモリアルトーナメント 65T 8 ザ・プレーヤーズ選手権 1 -13 マスターズトーナメント 4T -5 アーノルド・パーマーインビテーショナル 1 -13 WGC-キャデラック選手権 1 -19 ザ・ホンダクラシック 37T 4 ファーマーズインシュランスオープン 1 -14 アブダビHSBCゴルフ選手権 カット – |
2012年
大会名 順位 通算 CIMBクラシック 4T -19 ツアー選手権~プレーオフ最終戦~ 8T -2 BMW選手権~プレーオフ第3戦~ 4T -17 ドイツ銀行選手権~プレーオフ第2戦~ 3 -18 ザ・バークレイズ~プレーオフ第1戦~ 38T 1 全米プロゴルフ選手権 11T -2 WGC-ブリヂストンインビテーショナル 8T -4 全英オープン 3T -3 ザ・グリーンブライアークラシック カット E AT&Tナショナル 1 -8 全米オープン 21T 7 ザ・メモリアルトーナメント 1 -9 ザ・プレーヤーズ選手権 40T -1 ウェルズファーゴ選手権 カット E マスターズトーナメント 40T 5 アーノルド・パーマーインビテーショナル 1 -13 WGC-キャデラック選手権 棄権 E ザ・ホンダクラシック 2T -10 AT&Tペブルビーチナショナルプロアマ 15T -8 アブダビHSBCゴルフ選手権 3T -11 |
2011年
大会名 順位 通算 全米プロゴルフ選手権 カット E マスターズ 4T -10 |
2010年
大会名 順位 通算 全米プロゴルフ選手権 28T -2 全英オープン 23T -3 全米オープン 4T 3 マスターズ 4T -11 |
※これ以前の記録は割愛させていただきますので、ご了承ください。
ツアー優勝
年 | 試合数 | 優勝 |
2019 | 6 | 1 |
2018 | 19 | 1 |
2017 | 1 | 0 |
2016 | 0 | 0 |
2015 | 11 | 0 |
2014 | 7 | 0 |
2013 | 16 | 5 |
2012 | 19 | 3 |
2011 | 9 | 0 |
2010 | 12 | 0 |
2009 | 17 | 6 |
2008 | 6 | 4 |
2007 | 16 | 7 |
2006 | 15 | 8 |
2005 | 21 | 6 |
2004 | 19 | 1 |
2003 | 18 | 5 |
2002 | 18 | 5 |
2001 | 19 | 5 |
2000 | 20 | 9 |
1999 | 21 | 8 |
1998 | 20 | 1 |
1997 | 21 | 4 |
1996 | 11 | 2 |
1995 | 4 | 0 |
1994 | 3 | 0 |
1993 | 3 | 0 |
1992 | 1 | 0 |
通算 | 363 | 81 |
世界ランキング
1997年にマスターズ初優勝をしてから、2009年に不倫が発覚するときまで、タイガー・ウッズは世界ランキング1位でした。その後、腰の負傷で欠場するまでに、1位復帰がありましたが、2017年には、ランキングが1,000位以下まで下がりました。
しかし、2019年のマスターズ優勝で、世界ランキングは6位まで回復してきました。トップ10に入るのは、5年ぶりとなります。
世界ランキングトップ10(2019年4月21日現在)
順位 | 選手名 | 試合数 | 平均ポイント |
1 | D.ジョンソン | 47 | 10.0114 |
2 | J.ローズ | 47 | 9.2024 |
3 | B.ケプカ | 44 | 8.962 |
4 | R.マキロイ | 46 | 8.3167 |
5 | J.トーマス | 48 | 8.043 |
6 | T.ウッズ | 40 | 7.7368 |
7 | F.モリナリ | 47 | 7.4277 |
8 | B.デシャンボー | 52 | 7.2373 |
9 | X.シャウフェレ | 52 | 6.5557 |
10 | R.ファウラー | 46 | 6.0034 |
タイガー・ウッズ スイング動画
過去から現在までのタイガー・ウッズのスイングの確認は、この動画がまとまっています。
2019年のスイングです。正面と後方からの動画なので、とてもわかりやすいと思います。
スイング解説をしたくなりますが、やめておきましょう。ここでは、成績と動画で事実をお伝えするのみとします。
ただ、2019年のマスターズ優勝について、掲載している者として一言だけお伝えするのをお許しください。
マスターズのタイガー・ウッズを見ていて、一番感じたのはコースマネジメントであることは間違いありません。
しかし、改めて感心したのはパターの距離感とタッチの出し方です。スイングに目が行きがちなところですが、タイガーは早いグリーンでも遅いグリーンでも通用する打ち方をしていることが伝わってきました。
ゴルフはどうしても造詣が深い(すみません、自画自賛です)ので、語りだしてしまうので、このくらいにしておきます。
ずっと長い間憧れのスイングであり続けているタイガー・ウッズ選手が復活して嬉しい限りです。今後、年齢に合わせたゴルフが見られるのもまた楽しみです。
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