四万十 高知・土佐 旅&見どころ
四万十川 カツオ・うなぎ・アユ情報
四国で最長の四万十川は、静岡県の柿田川、岐阜県の長良川と合わせて「日本三大清流」と呼ばれています。
その水質の良さから、四万十市では火振り漁や投網など、伝統漁法が受け継がれてきています。そこでは、天然のうなぎ、鮎、川エビ、ゴリなどの川の幸が味わえます。
四万十川周辺の絶景も見どころで、美しい光景に酔い、美味しい食事に舌鼓をうち、旅を思い切り満喫できます。
四万十のうなぎ
うなぎの味としては…
春は、ややあっさりな味です。
夏は、うなぎがいちばん獲れる時期で味としてはこってりな感じです。
秋は、爽やかな脂に変わり、わりとあっさりな味です。
冬は、冬眠用に体に蓄えるので、一番おいしい時期です。
天然のウナギはおなかが黄色く、身も引き締まっていて、養殖ウナギとは別物として味わってほしい、と地元の方は言います。
四万十川の地元の天然うなぎが食べれるおすすめ店
「有無を言わさぬうまさ」のお店がずらり。ここで最高のうなぎが食べられます。
四万十屋
TEL:0880-36-2828 予約不可
住所:高知県四万十市山路2494-1川の近くでせせらぎを聞き、景色を見ながら絶品の天然うなぎを堪能できるお店です。
天然うなぎと養殖うなぎを食べ比べできたりします。炭火で丹念に焼いており、素焼きをしてからかば焼きにするため歯ごたえも違うそう。養殖も、天然もどちらも四万十川で育ったうなぎです。
うなぎだけでなく、四万十川の川の幸をまるごと堪能できるお店です。地元の名物ゴリ丼をはじめ、川で撮れる、川エビ、ゴリ、アユ、うなぎなど四万十丸ごと定食や、川エビ、あおさ海苔の天ぷらなども楽しめるそうです。
さこや
TEL:0880-34-7786
住所:高知県四万十市佐田2390四万十川の天然ウナギも養殖ウナギも頭までつけています。時間が合えば屋形船も楽しめます。
すごい量の天然うなぎで、コケ色の背中に黄金の腹が特徴です。
うなきち
TEL:0880-22-2138
住所:高知県高岡郡四万十町本町1-14鰻の養殖から加工販売まで一貫して行う、四万十うなぎ(株)の直営店です。うなぎの専門店だから、メニューもうなぎづくし。うなぎ定食、うな重、うまき、うなぎの石焼、うなぎのたたき、うなぎの肝、うまき定食、うなぎの卵丼…
もう、うなぎ好きだったらどうしても行きたい場所ではないでしょうか。食べたことのないうなぎ料理が食べられるので、おすすめです。
※ 四万十川で川釣り
四万十川は川が蛇行していることにより、釣りのポイントが広範囲に点在しているそうです。それにより、「ひとりひと瀬」の釣りが可能になっています。 普通、友釣りで有名な河川は、ひとつの瀬に複数の釣り人が入るため、釣り場の確保が大変です。しかし、ここではそんな心配がいらず、思い切り釣りが堪能できます。 上流から下流まで広い範囲がアユ釣りのポイントになっています。良質の天然アユは中流が狙い目だそうです!もちろん、四万十川は川魚の宝庫なので、アユだけでなく、ヤマトテナガエビ、モズクガニ、カワムツ、オイカワ、ウグイ、アマギ、そしてアカメなどが釣れます。 アユ解禁期間6/1~10/15、アマゴ解禁期間3/1~9/30(遊漁料あり)。 |
四万十のカツオ
出典:https://takuhai.daichi-m.co.jp/Goodsdetail/11207354
「土佐の一本釣り」の言葉の影響が大きいと思いますが、高知県の食べ物として、すぐ思い浮かぶ食材はカツオでしょう。そして、「カツオのタタキ」は、塩やタレを振ってたたく高知県独特の食文化と言われています。
しかし、同じ高知県でも、場所によって「塩たたき」の食べ方は大きく違っています。
高知市周辺は、塩を振るだけ。それに対して、西南地域の中村という場所では、主に塩、酢、果汁を効かせたタレでたたき、味をなじませます。作り方はそれぞれ異なっていて、個性的な味を出しています。
この中村でしか食べられない「中村伝統の塩たたき」には、揺るぎない独自の食文化が存在していて、各店が工夫と知恵を凝らした「塩たたき」が正味できます。
いろいろな味を食しして、どれが自分にあった最高のタタキか、味比べしていきたくなりますね。
土佐料理 森澤
住所 高知県土佐市家俊1026-1
TEL 088-855-0923地元でも創業以来ファンの多いお店です。この道30年以上のタタキ職人が、鮮度抜群で美味しい魚をこだわりの藁で焼き上げています。
藁で炙った時独特の皮目の香り、新鮮な魚の旨みがギュッと閉じ込められた藁焼き鰹タタキは美味しさです。オリジナルポン酢たれを染ませてから食べるのがポイントです。
いつものところ 十刻(ととき)
TEL 088-825-1136
住所 高知県高知市廿代町4-6隠れた名店として、新鮮で間違いなく美味しく楽しめます。
明神丸・なぶら土佐佐賀
住所 高知県幡多郡黒潮町佐賀1350
TEL 0880-55-3325高知家の食卓、県民総選挙2014総合第1位に輝いています。
ひろめ市場 やいろ亭
住所 高知県高知市帯屋町2-3-1
TEL 088-871-3434はまった、悶絶級にうまい、などの感想が出るほど間違いなしです。
四万十のアユ
極上鮎
天然鮎の中で一番闘争心が強く、他の鮎を縄張りから追っ払って、新鮮なおいしいコケを独り占めして食べ、特別大きいけれど肥満体でなくスリムに育った最も生命力溢れる鮎の王者。
まさに、このアユが一番美味しいのだそうです。これは6月頃スイカのような匂いをさせてているそうで、これを釣って食べるのが最高なのです。網で捕ると味が落ちるそうです。
この鮎の内臓の塩漬けで作った「うるか」を「ニガうるか」と言い、苦味、渋み、独特の川の香りがあると言います。これは好きな人には格別な味というわけです。
囲炉裏で備長炭で仕上げた乾燥鮎、この焼いたアユが美味しさとしては次にくると言います。とにかく通は違います。
アユと言っても、本当に美味しい味を食べてみないと、塩焼き一つとっても語ることは出来なののですね。そんな究極の味が、ここ四万十にはあるのです。
※ここでは、お店の紹介はしませんので、ご了承ください。
絶景 四万十 高知・土佐の旅の見どころ
見どころ満載ですので、紹介記事が多くなります。旅に出るには、行く場所に迷ってしまう程ですが、できれば時間を取ってゆっくり巡りたいものです。
それでは、紹介していきます。
沈下橋
四万十川には、沈下橋(ちんかばし)という、欄干の無い橋がいくつもあります。高さが低いため、増水時には水の中へ、水が引くと橋として利用できるという特徴があります。
周囲に人工構造物がないことが、景観を損なわない素晴らしい点で、自然と橋が調和して美しい光景を見せてくれます。
沈下橋は、支流まで含めると47本もありますが、最も人気が高いのは四万十川の最も下流にある佐田沈下橋です。青い橋脚で沈下橋最長の佐田沈下橋は、水深の浅い場所にあるので川底までくっきり見えるのが特徴です。
その醍醐味を味わいたい人におすすめなのが、観光遊覧船の利用です。たくさん営業しているのでいろいろな発着地があります。予約をしておけば、船内で川の幸が満載の食事も楽しめます。
レンタサイクルもあります。これは、「四万十川りんりんサイクル」というサービスで、四万十川沿いの7つのターミナルでレンタル&乗り捨てが可能となっています。
カヌーやラフティングなどのアクティビティもあります。やはり数多く営業しています。おすすめは、四万十川唯一のカナディアンカヌー専門ガイド「四万十塾」です。
★カナディアンカヌー
オープンデッキの船体にキャンプ道具や食料をたっぷり積んで移動できるカヌーのことで、大人2人に食料を積んでも安定して川下りを楽しめます。
★四万十塾
4泊5日のテント泊での川旅が基本で、ガイドによるレクチャーがあります。ベースキャンプは、そこの塾長による特製の焚き火料理が楽しめます。ツアーは、四万十川の自然と一体になれる魅力があります。
トンボ自然公園
出典:https://www.shimanto-kankou.com/kanko
四万十市内田黒池田谷にあって、木々の緑と四季の花々に囲まれた園内には、一年を通じて74種類ものトンボを見ることができます。
生きている化石と言われるムカシトンボ、珍しいヒメサナエなど流水性種の個体数が多く、昆虫ファンにはたまらないでしょう。
世界のトンボと出会える「トンボ自然館」もあります。
入田ヤナギ林菜の花
四万十市入田にある、河川敷のヤナギ林。春になると、その四万十川沿いに1,000万本の菜の花の森が一面に広がります。時期が来ると、菜の花まつりが行われ、夜間にはライトアップイベントもあります。
壮大な菜の花の景観は、見る価値ありです。
四万十市郷土博物館
四万十市中村の 為松公園内にあり、山内一豊の弟、康豊の居城であった中村城跡に建つ城の形をした博物館です。
桜の名所「為松公園」の一画に犬山城を モデルに建築され、天守閣風の館からは、四万十川、東山を臨み、市街地を一望できます。館内には、幡多郷土のさまざまな資料が展示されています。
仁淀川(によどがわ)
高知県の四万十川・吉野川と並ぶ四国三大河川のひとつです。国土交通省による水質調査で、5年連続「水質が最も良好な河川」に選出されている、透明度の高い美しいはNIYODO BLUEとも呼ばれています。
仁淀川の支流には、「安居渓谷」や「中津渓谷」があって、美しい川の流れや滝が人気です。その中で、「にこ淵」は「奇跡の“青」といわれいて、はずせないスポットです。
透き通った滝壺の水が太陽光でグリーンやブルーに変化する幻想的な姿は、見るものを虜にする美しさです。
モネの庭
印象派画家の「クロード・モネ」がフランス・ジヴェルニーに作った庭を再現したと言われる「北川村モネの庭マルモッタン」。これは、本家の「モネの庭」から正式にその呼び名を許された唯一の庭園として知られています。
印象派の画家では最も人気が高いと言っても良いモネは、日本人の心を打ち、自然にその描く世界に浸ることができます。このモネの庭は、その世界の味わいとともに、「水の庭」、「光の庭」、「花の庭」など、四季折々の表情が楽しめます。
柏島
大月町の西南端に浮かぶ周囲約4kmの小さな島です。本島とは2本の橋で結ばれていて、ダイビング、シュノーケリング、磯釣り目当ての人も多い人気スポットとなっています。
エメラルドグリーンの透き通った海、千種類もの魚類の生息、テーブルサンゴの群生は、ただその景観を見に行くだけでも満足できるほど素晴らしい景観です。
四国カルスト
山口県の秋吉台、福岡県の平尾台と並ぶ日本三大カルストのひとつです。高知県と愛媛県の山頂にまたがっていて、約25kmにもわたる高原が広がっています。春から秋かけて、観光客、キャンパー、ライダーたちが訪れます。
緑豊かな草原に露出した石灰岩、風車や放牧の姿は、ここ四国カルストならではののどかな景観を醸し出していて、魅力ある景観を満喫できます。
桂浜
言わずと知れた、龍頭岬に坂本龍馬の銅像が立つこの場所は、美しい砂浜が弓なりに広がる海岸で、色とりどりの五色石が砂浜を彩る人気スポットです。
裏山には浦戸城趾があり、長宗我部元親の居城として四国統一の中心となったところでもあります。
桂浜公園には、桂浜水族館、土佐闘犬センターがあり、山頂には坂本龍馬記念館もあります。
足摺岬
四国最南端の岬である足摺岬からの眺望は、「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で二つ星の評価があります。
足摺岬灯台の近くには高さ16mの白山洞門があり、花崗岩の海蝕洞門として日本最大級を誇ります。他にも、「万次郎足湯」、「足摺パシフィックホテル花椿」などの観光スポットが多くあります。
海域公園
出典:https://www.city.tosashimizu.kochi.jp/kanko/g01_kaiikikoen.html
日本で初めて海中公園(現・海域公園)に指定され、特異な海中景観が見られる場所です。
海中には、国内最大規模とされるシコロサンゴが生息し、グラスボートで海中観察を楽しめます。ダイビング、シュノーケリングのスポットでもあります。近くには、竜串海岸や、弘法大師が見残したという見残し海岸、水深7mの海底世界を気軽に楽しめる海洋型の施設などがあります。
室戸ユネスコ世界ジオパーク
「室戸ユネスコ世界ジオパーク」は、地震のたびに大地が盛り上がり続ける場所です。2011年には、美しい自然とそれを守りながら活かす活動が高く評価されて、世界ジオパークネットへの活動が認定されています。
「行当−黒見サイト」、「室戸岬サイト」、「吉良川まちなみサイト」など様々な見所があり、一帯ではマグマが地層に貫入して固まったとされる大きな岩や、地殻変動による土地の隆起、岩を抱きかかえるように根を伸ばしたアコウ林など、圧巻の景色が見られます。
龍河洞
日本三大鍾乳洞のひとつで、通常ルートでは、高さ11mもの洞内最大の天降石、千枚岩などの鍾乳石、弥生式土器が鍾乳石と一体化したといわれている神の壷などの、様々な鍾乳石が見られます。
唐人駄馬遺跡
美しく平滑な石や6~7mの巨石が、海岸段丘の一角に密集していて、素晴らしい光景が広がります。縄文から弥生時代にかけての石器や土器片が数多く出土していますが、ここが自然でできたのか、人工的に作られたのか未だ謎だと言います。
かつては巫女たちが奉納の舞を舞ったという伝説がる千畳敷岩(せんじょうしきいわ)は、古の良き時代へ心が誘われます。
神在居の千枚田
標高220~1,455mという高低差のある梼原町。その中で、神在居地区にある棚田は、「神在居の千枚田」と呼ばれています。
その美しさは、梼原町を訪れた作家・故司馬遼太郎氏が「この棚田は農業が築き上げた日本のピラミッド。万里の長城にも匹敵する」と評しています。
四季折々に変化していく棚田の光景は、日本の原風景を感じるとともに美しさが重なって、しばしその「絵」の中に自分が入っていたくなります。
杉の大スギ
大豊町の八坂神社境内にあり、1952(昭和27)年に、国の特別天然記念物に指定された杉です。推定樹齢はなんと3000年。大きさと歴史の重みに、みな「唖然として立っている」状態になります。
二株の大杉がそれぞれ根元で繋がっていることから「夫婦杉」とも呼ばれている、国内最大級の杉です。
北大杉 根元の周囲 16.5m 樹高 57m
南大杉 根元の周囲 20m 樹高 60m
砂浜美術館
高知県西部、黒潮町の国道56号線沿いにある入野海岸は、砂浜が約4kmも続く「日本の渚百選」に選ばれた海岸です。目の前には大パノラマが広がり、水平線、青く澄んだ空、緑鮮やかな松林が眺望できます。
砂浜美術館とは、館ではなく、この壮大な砂浜そのもののこと。BGMは波の音で、夜の照明は月の明かりとのこと。
波や風により登場した砂紋、季節の草花、貝殻や漂流物、沖を泳ぐニタリクジラ…これら全てが展示品というわけです。
毎年5月は、全国から応募された絵や写真などの作品をキャンバスに見立てたTシャツにプリントして、砂浜にひらひらと展示する「Tシャツアート展」を開催しています。
約1,000枚のTシャツが、太陽の光をいっぱい浴びながら風になびく景観は、そのコントラストが見事です。
旅に食事に最高の四万十、高知(土佐)を満喫しましょう。