鈴木亮平がベンタブラックを紹介
櫻井・有吉THE夜会に出演した鈴木亮平さんが、ベンタブラックについて熱く語りました。これを見た人は、ベンタブラックについてもっと知りたいと思った方も多かったのでは?
この記事では、「黒より黒い究極物質」であるベンタブラックについてお伝えします。現在最も黒い物質はどんな物質なのか、手に入るのか、そもそもどこにあるのか…
ベンタブラックを鈴木亮平が熱弁!入手方法や購入価格は?どこにある?
ベンタブラックを鈴木亮平が熱く語る
19日(日)から始まるTBS系「テセウスの船」に出演することから、櫻井・有吉THE夜会に出演した鈴木亮平さんが、番組内でハマっているものを紹介しました。
共演者もビックリの鈴木亮平さんの趣味の1つである「ベンタブラック」。
鈴木亮平さんは、見る角度から照明の明るさの度合いまで指示して、番組の出演者を仕切っていました。
鈴木亮平さんが「何年も夢にまで見たもの」と語るベンタブラック。普通の黒いものが黒と認識できるのは、光を少しでも反射しているからなんだそうです。
しかし、光をほぼ全て吸収すると凹凸が全くわからなくなる。それを実現しているのがベンタブラックという物質です。のっけから、興奮気味に語る鈴木亮平さんです。
番組内では、ベンタブラックが特別に用意されていました。それを持って登場した人物に対して、鈴木亮平さんは「これはものすごい人です」と伝えています。
ベンタブラックの仲介を日本で唯一行っている会社であるオーシャンフォトフォニックスの中司渉さんという方が、それを持って登場しました。
鈴木亮平さんはもちろんですが、出演者も興味津々です。
あまりにも黒すぎて軍事利用されるかも知れないため、イギリスから国外に持ち出すためには、イギリス政府らの許可が必要なほどの物質だそうです。
つまり、この方は認められた方ということなんですね。
その方のもとで、そのベンタブラックが紹介されました。では、そのベンタブラックっていったい何なのでしょうか。
ベンタブラックってどんな物質でどこにあってどこで見ることができる?
【ベンタブラック】
ベンタブラックは、カーボンナノチューブから構成される可視光線を最大99.965%を吸収する物質と言われています。つまり、逆から言えば0.035%の反射率ということになります。
望遠鏡の迷光防止や赤外線カメラの性能向上など、様々な応用があると言います。先程、軍事利用の話が出ましたが、熱カモフラージュなどの応用が可能となっています。
イギリスの話もありましたが、このベンタブラックはイギリスのSurrey NanoSystems社が製造しています。芸術や商品開発にも用いられていて、時計の文字盤などが知られています。また、航空宇宙業界にも関心が集まっています。
では、どうやって発見されたかですが、これが何と研究者により偶然発見されたんだそうです。
それだけに、まだ未解明の部分も多くあるようで、今後の研究でいろいろなことが明らかになることで、さらなる黒さの極限が実現される可能性があると言われています。
つまり、「100%黒」ということが実現する日が来るということでしょうか。
ちなみに、「最も白い物質」はあるのかという素朴な疑問が湧いてきませんか。
実は、白いっていうのは色が着いているわけではなく、無色の物質に当たった光が乱反射を繰り返すことで白く見えています。
つまり、白くなるかどうかは可視光を吸収せずに散乱するものなんですね。だから、黒とは違います。
ベンタブラックの入手方法や購入価格について
結局、簡単に言うとベンタブラックは黒すぎて立体的に見えず、平面的に見えるってことです。
ですので、商品としては平面的利用のものならいいですが、立体的に捉えることに使うと都合が悪いと思います。
例えば、車のBMWでベンタブラック使用のものが出てきました。モーターショーや画像で楽しむならいいですが、市販車として世の中に出回ると間違いなく事故が起こると思いますので、どう扱うのかはかなり注意していかなければならないでしょう。
さて、商品としてはベンタブラック使用のものが出ていますが、どこかで購入できるかと言うと現在はできないようです。
まあ、これは欲しくても悪用の恐れがあるので一般販売は安全性が確立されるまではそれでいいと思います。残念とも思いますがこれは仕方がないことでしょう。
最後に…
実は、こうやって記事を書いてお伝えしていて調べていると、すでにベンタブラックより黒い物質が発見されているそうです。これも偶然の発見だそうですが、吸収率は何と99.995%なんだそうです。
日進月歩とはさすがにいかないと思いますが、凄いことが世界では起こっています。生物の進化は突然変異によって急激に進むと言われていますが、世の中が変わるのはこういった偶然が必然なのかもしれないと思わずにいられません。
これらの物質を人類や地球の有益なことに使用してほしいと願って、終わりとします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。