「交差利き」ってあまり聞き慣れない言葉ですね。自分の利き手が右利きなのか左利きなのか知らない人もいるみたいですが、実はこれ、両利きのことと近い意味のようです。イコールではないので、そこは後述します。
「交差利き」は「クロスドミナンス（cross-dominance）」とも言いますが、利き手が決まっていなくて、その動作に寄って使いやすい手が変わる状態やそういう人のことを言います。
さて、あなたは確実に自分の利き手がわかっているでしょうか。
交差利き 注目 自分の利き手知ってる？遺伝要素とクロスドミナンス
交差利き 注目 自分の利き手がわからない？
書くときは右手、食べるときは左手、投げるのは右手、ギターは左が弾きやすい…
こういう人、世の中には結構いるようです。筆者は、完全なる！？右利きなので、ある意味羨ましくもあります。
羨ましいのはゴルフをしていることが大きいですね。左利きの人が右打ちをすると、ゴルフのスイングは左でリードするので上達しやすいんです。プロでそういう人結構いますので。
話を戻します。
このような人を、「交差利き」または「クロスドミナンス」とい言いますが、もし動作によって右と左を自然に使い分けているあなた。それは立派な交差利きということになります。
この交差利きの様子が、理央さんという作者の漫画に描かれていて、今注目されています。
これを読んだ人からは、「同じく交差利きです！」という人から、「自分も利き手を聞かれると困る」、「子供の頃矯正された名残かと思ってました」のようによくわからなかった人まで、いろいろなコメントが寄せられています。
この漫画で初めて交差利きだと知った人もいました。その他にも…
「字は右でないとうまく書けないけど、消しゴムは左じゃないと狙ったところを消しづらい」
「はさみは右利き用になっているけどわざわざ左で切っている」
「細かい作業は左だけど、力作業は右でやらないとうまくできない」
「自分は、なぜか書くときだけ左で、あとほとんどすべてが右なんだけど、これは交差利きじゃないよね」
みんな様々なんですね。ちなみに、最後のコメントにあるように、１つや２つだけ反対利きの人もいるのでしょう。名付けて「中途半端利き」！
すみません、冗談です。失礼いたしました。筆者はこれにも属さないので、完全な右派？です。
野球で、右投手のときは左で、左投手のときは右で打つ、いわゆるスイッチヒッターがいますが、これは交差利きの人なのでしょう。あついは、どちらでも同じ程度に違和感なくこなせる人なのでしょう。
今注目の大谷翔平選手や、レジェンドのイチロー選手は右投げ左打ちですが、これは違和感なくどちらでも打てる人になるでしょう。野球は左バッターのほうが一塁までの距離が短くなるため、ヒットになる確率が高くなりますから、意図して左バッターになるケースということです。
野球を知らない人は何言ってるのかわからないと思いますのでこの話は終わりにします。
あ、今調べてみたんですが、１つや２つくらいだけ逆利きの人も、一応クロスドミナンスとみなされるようですね。
とすると、日本全国、あるいは世界中で考えた場合、思っている以上にクロスドミナンスは多いのではないでしょうか。
残念ながら、この統計を取るのは自分が把握できていない人もいるのでありません。なので、筆者の想像で言いますが、１０％くらいは交差利きの人っているのではないでしょうか。
ちなみに、世界に目を向けると、イタリアやアメリカが割合が高いようです。
交差利き 注目 遺伝？それとも…
なぜ、交差利きになるかを考えた場合に、真っ先に出てくるのは「遺伝」ではないでしょうか。一体どのくらい遺伝でそうなるのか…
これは、完全なる結果ではないですが、交差利きは左利きの矯正を親などから小さい頃にさせられたことによる影響は結構あるらしいです。
もう１つの理由は、骨折などによって利き腕や利き手が使えない時期に逆の手でいろいろをこなしたことによる影響みたいですよ。
ということで、遺伝による影響はあっても全てではなく、後天的要素によって交差利きになるケースはたくさんあります。
一卵性双生児でも左利きと右利きの子がいるようですから、遺伝によって交差利きになるとは言えないようですね。
交差利き 注目 交差利きは両利きとはイコールではない
交差利きと両利きとはかなり近い意味であることは間違いないですが、実際はちょっと違うようです。
交差利きは、動作によって利き手を変えることですが、それは何か1つでも非利き手を使えば良いのだそうです。だから戦先述の通り、１つか２つでもいいのですね。、しかし両利きとなると、どちらの手でも同じくらいに使えるという意味になります。
交差利きは、逆の手だとうまく使えないので、両利きとは違いますね。だから、決して優劣をつけて言うわけではないですが、交差利きに対して両利きはレベルアップしたものだと言えそうです。
これを知ると、益々「両利き」に憧れてしまいそうです。
まとめ…
・思っている以上に交差利きの人が存在する。
・自分が交差利きかどうかわかっていない人がいる。
・交差利きと両利きは似ているが違う。
・交差利きの遺伝によるという考えは正しいとは言えない。
以上、父が左利きで母は右利きの、完全右利きの筆者よりお伝えしました。
